2010.06.18 投稿者:JTC

1-逃げなくて良かった

こんにちは神田綾子です。

初めてブログを書かせていただきます。

四月からスタッフになり、いよいよ二十四期生さんの自分自身と向かい合う授業を担当させていただく時期になりました。

私は受講生のとき、自分と向かい合うのが怖くて体調まで崩し、教室から逃げ出したい心境になりました。

当時は親に対して何か思うのではなく、自分を大切にせずに生きてきた自分自身を許せる日は絶対来ないと思い込んでいました。

「みんなにはできるけど私には無理。」「カウンセラーには絶対なれない。」「私が教室にいたらみんなに迷惑をかけるんじゃないか。」などと思っていました。

逃げ出したい思いの反面、私に最も必要な学問なのではないか。後一回頑張って行こう。後一回。後一回。

私の受講していた短期クラスは、あっという間に進んで行きました。

その中で私は本当に多くの方々に支えていただきました。

いつも温かく見守り、ご指導下さった先生方。

本音をぶつけあい、一緒に笑い、泣いて勉強してくれた人たち。

そして私の変化を受け入れてくれた家族や友人。

いつの間にか心理学が大好きになりました。

受講生だった時、自分の話、みんなの話を聞きながら号泣した時の私は、とにかく苦しくて苦しくてその苦しさが何かもわからない涙でした。

今、授業中目頭が熱くなるのは、生徒さんの真剣な姿勢や、自分自身と向かい合う姿に感動する気持ち、そして、貴重な時間に立ち会わせていただけることへの感謝の気持ちからです。

あの時諦め逃げ出さなくて良かったと心から思います。

一人では乗り越えられなかった苦しさを、支えて下さったみんなへの感謝を思うと、温かい涙が頬をぬらします。

もうすぐ、35回目誕生日。

今年は両親に生まれて初めて本当に心からの「生んでくれてありがとう」を言いたいとおもいます。