2010.08.09 投稿者:JTC-小川菊乃

20-嘘(ウソ)

みなさん こんにちは。 小川です。

毎日暑い日が続きますね。。 夏バテ、大丈夫ですか?


最近私は、「ウソ」について考えさせられることが何度かありました。

みなさんは、「ウソ」について、どんなお考えをお持ちですか?


どんな方でも、きっと、1度や2度はついたことがあるのではないでしょうか?
その時、どんな気持ちになりましたか?

ホッとしましたか?

仕方ない…と自分に言いきかせましたか?

それとも、罪悪感にさいなまれましたか?


ウソにも様々な嘘がありますね。

自分を守るためのウソ。

相手に向けた優しさからのウソ。

相手を攻撃するためのウソ。

そして、誰かを守るためのウソ。

他にもたくさんあると思います。


私は幼い頃、両親をはじめとする親族一同の大人たちから、ウソをつかれて育ちました。

それは『生みの母親は、2歳ごろ病気で亡くなっている』という真実を隠し、

『今の育ての母は、本当のお母さんだよ。』というウソでした。


その嘘は、私が二十歳ごろまで続きました。

この嘘を壊したのは私です。壊さずにはいられない衝動にかられました。


嘘をつかれたままの二十歳ごろまで人生は、何とも不安定で、自己存在感がもてない
根無し草のような、ただイライラすることの多い人生でした。

そこから逃れるように、他者からの承認を求め続けました。


そして、嘘を壊してからの人生は、これまでよりもっと、もっと苦しくて、怖くて、孤独で

自分が壊れてしまうのではないか。。。と感じる時間でした。


今は、私という芽がようやく根付いて、周りのたくさんの方々の力を借りながらも、

一生懸命育っていってる感じです。


二十歳ごろからの数年間は、

『ウソなんてつかないで欲しかった。

真実を知っていたら、姉妹との間での母親の無償の愛の違いに、こんなに苦しむこともなかったのに…』

『どうせ、世間体のためウソでしょ…』

と思うことも度々でした。


だけど、今は違います。


『もし、幼いあの頃に、真実を突きつけられていたら、今のように受け止めることができていただろうか…』
『心の準備が整い、真実を受け止められる年齢まで、待っていてくれたのかも…』
といった思いが溢れます。


そして私が、どんなに周りの大人たちから

亡くなった母に代わって、愛され、気にかけて貰っていたのかと…

感謝の気持ちで、涙があふれそうになります。
(今も、目はウルウル。。です)


「私がつかれていたウソは、周りの大人たちが、私を守るためについた嘘だったんだ」と

今は心から思えます。


だけど、そう思うまでには、たくさんの時間と勇気と愛が必要でした♪