2012.09.13 投稿者:JTC-出口 さゆり

64-愛する命。

こんばんは、出口です。

24時間、365日、自分から片時も離れないでいてくれる人は…

自分自身。

そんな自分のことを自分が全て受け止めることができたなら、幸せだろう。

かつての私は、それができなく苦しんだ。

こんな私なんて役に立たない。
こんな私は一番能力がないんだ。
がんばっても仕方ない。
身も心もボロボロになるまで追い詰めて頑張っているけれども、

結果が得られないとそのプロセスをも無駄なように感じる。
だからどこまでいっても達成感が感じられない。

常に自分のお尻を叩くように生きてきた自分だった。

そんな私を受容してくれた周りの人たちがいたからこそ、

自分を受容してみよう。自分を愛してみよう。

そう思えるようになった。

人がこの世に生まれた瞬間はきっと持っていた、自分や他者を愛する気持ちは

いつしかどこかへ埋もれていってしまうのだと思う。

いろんな人生を一生懸命歩んでいく途中に…。

そして、その愛がどこからか、今度は自分の外側からやってくるものだと心から信じるようになる。

本当は自分を愛する能力を持っているのだけれども、

違うところからそれが得られるといった錯覚を持つ。

だから、一度自分の愛し方を忘れると、それを取り戻すのに時間がかかるのかもしれない。

私は、一度忘れた自分の愛し方を学んだ。

心理学でも学んだし、周りの人からも学んだ。

私に溢れんばかりの愛情を注いでくれる他者が居たからこそ

もう一度自分を愛してみようと思えた。

自分を愛せるようになったら、現実が変わらなくとも、幸せを多く感じられる人間に戻れた。

だから今度は、その恩返しとして私は愛する側に立ちたい。

そして、これからも自分も相手も愛すことのできる人間でありつづけたい。