2015.06.22 投稿者:JTC-礒田修幸

09-親しき仲にも…。

JTCコラムリレー《聴く》~No.4~
◆親しき仲にも…。
月曜日、週の始まりは鏡の前でラフターセラピー\(^o^)/
口角を10回上げたら気分Up!!!
—-
さて、昨日は私たちは一人として同じ考え方、感じ方、価値観を持った人はいないということを心理学者の言葉を用いてお伝えしました。
あれ、でもきっとお父さんやお母さん、そして後輩、部下を育てる立場にある方は思われたはず!
「じゃあどうやって躾や教育をすればいいんだろう!?」
人がそれぞれ違うなら指導も教育も要らないのでは!?
いえいえ、そういうわけではありません(^^)
「準備」さえ整えば人は必ず変化、行動を起こします。なので、その「準備」の為に、相手が自ら行動を起こせるように関わっていく関わり方がとても重要なのです。
その「準備」が受容や理解、信頼、尊重、愛などなど…。
大切にされている、認められている、頼りにされている、期待されている!!
そう心より思えた時、足が勝手に次の一歩を踏み出すのです。
ただ、なかなかにこの「準備」が整うのを待てない、「準備」をさせてあげられない。。
なかなか難しいものだと思います(*_*;
僕が高校に通っているときにある先生にこう言われました。
「悪いこと言わないから、部活辞めて勉強に集中しなさい。良い大学に入ったら人生勝ち組。負け組になりたくないやろ?だったら勉強しなさい。」
…教育がよく分からなくなった瞬間です。
部活に必死に打ち込みながらも、自分なりの目標を持ち
勉強も部活後夜遅くまでして、精一杯今を生きていた僕からしたら
良い大学?勝ち組?何それ。。
多分きっと先生は
「良い大学に入ったら人生に勝つ。」
「大学さえ全て」
と思えるような経験をされてきたのでしょう。
もしかしたら必死に勉強した大学受験に落ちて惨めな思いをしたのかもしれない。
親にずっと大学が全てという教育を受けてきたのかもしれない。
勉強にコンプレックスを持っているのかもしれない。
今、考えれば、様々な背景が想像されます。
そして、僕の将来を見こし、心配からくれた言葉かもしれない。
でも、高校生の僕は違いました。
「こういう大人にはなりたくない。」
そう思って、その先生から離れていきました。。
今思えば、その先生は
「離別感」
を持っていなかったんだと思います。
私達は誰一人として違う存在で、それでいいんだ、という感覚。
この「離別感」があるからこそ
相手を待ち、信じ、尊重し、関われます。
その反対は
「一体感」
私も相手も同じ。私がこう思うから、きっとそれが正しいし、相手もそうするのが一番良い!など、自分と相手の考え、気持ちが一緒になっている感覚。
子どもは良く一体感をもっていますね(^-^)
あーお父さんと一緒~!
お母さんと一緒~!
お友達とお揃いのもの~!!
相手に自分と同じように変わることを期待したり
価値観をおしつけたり
絶対こうした方が良い!ああしなさい!こうしなさい!
このような関わりは「一体感」を持っている子どもと似ています。
私たちが持ちたいのは
「離別感」(^-^)
精神的に相手と良い距離を持ちましょう。
相手とこころの距離が近くなればなるほど
なかなか難しいけれど
恋人、夫婦、親子、上司と部下、友人…
親しき仲にも離別感。
互いに認め合い、理解し合う関係性をもっていけたら
良いですね。
ああ、そうそう
なので
高校生の頃の先生の考えから去って行った僕は
まだまだ子どもで「一体感」を持っていたのだと思えます。
先生は先生の考えがあるんだな。って受け入れられなかったなぁ(+_+)
さて
ちょっと長くなってしまいました。
「聴く」ことについてのコラムリレー。
明日はそろそろ最初のお題に戻って
まとめていきたいと思います。
礒田
聴く
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