2015.06.22 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.25》~ありのままの自分を認める~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.25》
~ありのままの自分を認める~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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前回は、自分が自分をどう捉えているか、という自己に対するイメージ、「自己概念」をつかむワークをご紹介しました。
「私は~である」
という短い文章を書き出すことで、ご自身を客観的に見つめたり、新たな側面に気づくことができたのではないでしょうか?
しかし、そんな自己概念から外れてしまうようなあなたに出会ったら、どうしますか?
今日はそんなお話です…
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例えばあなたが、「私は働き者である」という自己概念を持っていたとします。
きっとあなたは毎日一生懸命働いていることでしょう。働くことに生きる価値を見出し、ありのままのあなたで、はつらつとした日々を送っているとき、「自己一致」できているといえます。
しかし、ときには、「疲れたな、休みたいな…」と思うときもありますね。この、「疲れた、休みたい」というあなたは、自己概念から外れているように思えますが、正直な気持ちです。つまり、ありのままのあなた自身の声です。
この、ありのままの自分の体験を「有機体的経験」といいます。
自己概念と有機体的経験が不一致にあるとき、私たちの内面は動揺します。確かに、自分のイメージが壊れてしまうと、自分が分からなくなり、不安になることでしょう。
そのため、「休みたいけど、それは甘えだから、もっと働かなければならない」と自分を縛ったり、「疲れた自分には気づかないで働こう…」と無視したりして、なんとか自己概念どおりの自分を生きようとします。
しかし、ありのままの自分を無視していると、私たちはストレスを抱えます。時には自分では気づかないうちに、身体症状に現れることもあります。胃腸、肩こり、肌荒れ、体重の増減など、思い当たる体の不調はありませんか?
自己概念は、自分を認めるための大切なイメージであると同時に、時として私たちを苦しめる牢屋のようなものでもあります。
ありのままの自分に気づき、解放して、自己一致しながら心から生を楽しむことができたら、どんなに素晴らしいでしょう?
今日もひとつ、小さなヒントをお伝えしましょう。
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あなたの生活で、ふと浮かんでくるたくさんの声があります…
あれが良いな…
こうしたいな…
あれはイヤだな…
あの人は嫌い…
この人は好き…
今、自分は怒っている…
なんだか羨ましいな…
認められたいな…
愛されたいな…
たくさんの、あなた自身の正直な声に気づいたとき、それがどんなものでも、まずは認めてみましょう。
「あぁ、私はそう思うんだね」と、優しい気持ちで、ありのままのあなたの声を認め、味方になってあげましょう。
そして、認めた上で、あなたや周りの人たちみんなが幸せになるための、あり方を模索します。
あなたがあなたの声の味方になることで、かたくなな自己概念と、ありのままのあなたのギャップが少しずつ縮まり、自己一致に近づくことができるでしょう。
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これは、なかなか難しいかもしれません。でも、私たちの身近なところで、いとも簡単にありのままの自分を生きている人がいます。
それは、赤ちゃんです。
彼らは、泣きたい時に泣き、笑いたい時だけ笑い、愛を求めるために手を伸ばします。
誰に教わることもなく、生まれつき、ありのままの自分を生きることを知っています。
あなたの声を聴いた時、それに評価を下す前に、まずは認めてみましょう。まるで、小さな赤ちゃんを抱き上げるように…。
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今日は、自己概念から外れたあなたに出会ったら、というテーマで、自己一致の方法をご紹介しました。
心理の道も一歩から。
少しずつ、のんびり行きましょう(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
お読みいただいてありがとうございます。
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