2015.07.07 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.26》 ~他者受容と自己受容~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.26》
~他者受容と自己受容~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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来談者中心療法という心理療法の用語に、
「無条件の受容」という、とても有名な言葉があります。
目の前のクライエントの存在価値そのものを尊重し、ありのまま受け入れる、心のあり方のことで、心理カウンセラーに最も大切な条件のひとつと言われています。
職場、家庭、お付き合いと、カウンセリングの場面以外でも、他者を受容することはとても大切ですね。
人それぞれ、生きてきた人生が違うのですから、考え方や感じ方が違うのは当たり前であることを認め、お互いをありのまま受容するからこそ、理解し合うことができるのです。
心理学を学び始めると、他者受容することができるようになります。
時には、相手の考えについて行けず、なかなか受容できない時もあるかもしれません。
そんな時は落ち着いて、「相手は相手であり、私は私である。どちらも大切な存在だな」と心から気づくことができれば、また、相手を受容し、優しい気持ちになれます。
そのうえで、お互いに尊重できたら、とても豊かな関係が築くことができるでしょう!
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ところが、
「自己受容すること」
これはなかなか難しいことです。
自分の中の嫌いな部分、未熟な部分を認めたり、マイナスの感情をまぎれもない自分のものだと認めるのは、なかなか難しいものです。
例えば、不安、恐怖、悲しみ、怒り、妬みなど、マイナスの感情は、認めることが苦痛で、一度認めてしまうと飲み込まれて、なかなか抜け出すことができなくなりそうです。
その結果、そんな自分を否定したり、責めたりして、ありのままの自分を認めることはできません。
そんな時こそ、あなた自身に対して「無条件の受容」をしてください。
不安なんだね…
怖いんだね…
悲しんだね…
怒ってるんだね…
羨ましいんだね…
その時、あなた自身が、その感情や感覚の隣に座るイメージを持ちます。感情に飲み込まれないちょうどいい距離を取りながら、優しい気持ちで座りましょう。
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今日は、他者と豊かな関係を築く「他者受容」と、「自己受容」の方法についてお伝えしました。
自己受容の先にあるもの、それはまた次回、お伝えいたします。お楽しみに(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
お読みいただいてありがとうございます。
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