2016.08.19 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.86》 ~声を聴くように~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.86》~声を聴くように~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
-------------------------------
 

こんばんは。

日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。

今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

・・・・・・・・・・・・・・・

昨日、ある本を読み始めました。

とても分厚い本です。

私はその本の著者にお会いしたことがあります。その方のお話を聴くのが好きです。
柔らかい声で、耳に心地よく、内容もとても興味深く、本当にためになります。

私はワクワクしながら本を手にとりました。

ページをめくり、読み始めた時、不思議な感覚を体験しました。
目で読んでいる活字が、その方の声で、脳内で再生されていくのです。

まるで、その方の話をそばで聴いているような、不思議な感覚です。
みんなで彼を囲み、パイプ椅子に座って、話に耳を傾けている、あのいつもの感じを再体験しているようです。

そして、その内容が、いつも本を読む時よりずっと、すんなりと私の中に入ってくるのに気づきました。

私はふと、高校生の頃の授業の一コマを思い出しました。

現代国語の先生がおっしゃっていたのは、
「文章の内容を理解するためには、著者を背負って読む。その著者が伝えたいことに、自分の評価をはさまず、そのまま受け取る。そうすれば、問題は解ける。」

その言葉の通り論文を読んでみると、著者が何を伝えたいのか、どこに力を込めているのか、まるで私自身の考えであるかのように理解することができ、それ以来私は国語が大好きになりました。

本を読む時は、その内容だけでなく、その著者の人となりを想像して、そのまま、ありのままの著者の言葉を受け取るように読んでみる。それは読書というより、対話に近いかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・

私には、読むべき本が、たくさんあります。
きっとためになるとわかっています。

でも、つい読みそびれて日々を過ごし、自室に山積みになっています。
「読まなければならない…一字一句読みこぼさず、身につけなければ…でも難しいなぁ(>_<)」
そんな風に、義務感とともにただ文字を追うと、内容は入ってきませんよね。

今回の体験で、国語の先生の言葉を思い出したので、山積みとなっている本をまた、読んでいこうと思います(*^^*)

あなたには、読みたいのに、なかなかはかどらない本はありますか?
もしあるのなら、試してみてください。

まだお会いしたことのない著者は、
一体どこで、どんな風にこの本を書いたのだろう?
どんな人なのかしら?
髪の色は?瞳の色は?
その声はどんな響きかしら?

そんな風に読み始めてみませんか?

友の話を聴くように
恩師の話を聴くように

その本の向こうには、
確かにひとりの人がいます。
著者は、心を込めて
あなたに伝えたいことを伝えているのです。

ページをめくれば、いつでも、どこにいても、豊かな対話を味わうことができるのです。

いかがでしたか?

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた来週、お会いしましょう。

追伸
メールマガジンをきっかけに、自己成長、変容を目指す当学院の講座受講をご希望される方、またご自身の問題解決のための心理カウンセリングをご希望の方は、メールにて、ご連絡ください。詳細を追ってご連絡いたします。
メール:k.hashimoto@jtc-web.jp

橋本杏子

クリックをお願いできると、たくさんの方の目に触れる機会が増えるので、嬉しいです(*^^*) ↓↓ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセラーへ にほんブログ村