2016.11.10 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.96》~誰かに話すということ~

 

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.96》~誰かに話すということ~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。

日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。

今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

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昔、私がまだ小学生の頃

友人達との間で暗黙のルールがありました。
それは、「好きな人ができたら、友人達に報告をすること。」
お付き合いすることになったら、ではなく、

好きな人ができた時点で、すなわち片思いの段階で言わなければいけない。
「あ、〇〇くん、素敵…好き」

と思ったら即、報告です(笑)
今思えば、かなり変だし、まだガラスのハートの少女達にとって、恥ずかしさを伴う過酷なルールでした。
とはいえ、恥ずかしいながらも報告したのに、よくよく考えてみると、気のせいだったとなると、またみんなに、「気のせいだった(*´-`)」と報告しなければならないため、ひとりで向き合う期間が必要です。
つまり、

素敵だな → 好き

この「→」の間、ひとりで自分と向き合います。
そして、好きが確定したら、めでたく(?)報告の運びとなります。

報告を受ける側の友人達は、たとえそれがどんな男の子であっても受容してくれたし、私も、友人の報告を「へぇ、そうなんだ~」と温かく受容していたとふり返ります。

不思議なことに、

素敵→好き

をひとりで吟味している頃は、

「好きなのかなぁ、気のせいなのかなぁ」と、とてもモヤモヤしているのですが、

友人達に報告した瞬間、その相手の男の子を好きな気持ちが弾けて、どんどんあふれます。

そしてまた、たとえそれがどんな相手でも、両思いになる可能性が低そうだとしても、受け入れてもらえて、ほっとするのです。

「味方になってもらえる」そんな感覚がありました。
だからこそ、みんな、恥ずかしくてもそのルールを守っていたのではないか、そんな風に思うのです。
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今、思い出してみると、好きな人ができたと報告する瞬間の、私と友人とのやりとりは、心理カウンセリングでのクライエントとカウンセラーのやりとりに似ていると思います。

クライエントがひとりで抱えている思いを、

目の前のカウンセラーに話すこと、
それが、心理カウンセリングであり、
目の前にいるカウンセラーが、

温かく受け入れてくれる感覚、

味方になってもらえる感覚、
話した瞬間、思いが弾けて、

さまざまな思いがあふれる感覚、
これが、心理カウンセリングで味わう感覚です。
話さなければ、モヤモヤしたままだけれど、

誰かに話すからこそ、はっきり姿が見えるのです。
そして、自分の内面がどんどん深まっていく…

心理カウンセリングでは、問題解決も確かに大切な目標であり、クライエントとカウンセラーと、解決を目指していくことになりますが、

やはり、これらの感覚こそが、心理カウンセリングだからこそ得られる大切な感覚なのだと思います。

私は今、カウンセラーとして日々を過ごさせていただいていますが、

私自身も、カウンセリングを受けたり、カウンセラー仲間と語り合う時、思いがけずさまざまな感覚を味わいます。
そして自分自身を知る日々が、本当に大好きで、幸せだと感じています。

いかがでしたか?

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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メール:k.hashimoto@jtc-web.jp

橋本杏子

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