2019.01.31 投稿者:JTC-礒田修幸

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.205》~寄り添う~橋本杏子より

 

日本心理カウンセラー養成学院

メールマガジン[バックナンバー]《vol.205》~寄り添う~橋本杏子より

★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識

 

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日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。

今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

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私は月に2度、学びのために京都に行きます。
心理学のお話をうかがう日もあれば、
カウンセリングをしていただく日もあります。

 

 

先日の帰り道。
道沿いの畑に、立派な柑橘系の実がなっていました。

 

 

丸くて黄色い、ずっしりと重そうな果実に、
そっと触れてみました。

 

すると、なぜだか、以前徳島県でお世話になった恩師を思い出しました。

 

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当時私は海上自衛官で、
地元を離れ、基地の中に住んでいました。

 

 

あまり深く考えず、勢いで入隊しましたが、
普通の生活では考えられないようなこと、ものを扱うことに驚きの日々で、
また、その基地内の住居は、常に制約のある生活ぶりでした。

 

 

また、私自身の内面も大変未成熟で、世間知らずでしたので、いつも様々な葛藤を抱えながら生きていました。

 

 

仕事内容にも、
独特の職場の人間関係にも、
またその時の恋人にも、
悩み、行き詰まりを感じる毎日は、
戸惑い、不安、孤独感がいつもぐるぐる渦巻いていました。

 

 

そんなある日、
陽光のように明るく朗らかな上司が赴任して来ました。

 

 

25歳くらい年上の男性でした。

 

 

初めてお会いした時に、
なんの根拠もありませんでしたが、
信頼感を覚え、
なんでも相談できる存在になりました。

 

 

私が徳島県に赴任中の7年間、その恩師には本当にお世話になりましたが、
特に、忘れられない思い出があります。

 

 

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26歳の頃、私は、大失恋をしました。

 

 

恩師は、毎日毎日、仕事が終わって、みんなが帰った後、事務室で私の話を聴いてくれました。
話すことはいつも同じ。
恋人への未練、行き場のない寂しさを、
繰り返し繰り返し話しました。

 

それでも恩師は、
否定も、肯定も、忠告も、説教も
何もしないでただ、煙草をくゆらせながら、黙って聴いてくれました。

 

 

休みの日も、わざわざ会いに来てくれました。
私が外出をしてはいけない日は一緒にお弁当を食べ、
外出可能な日はツーリングに連れ出してくれました。

 

 

誰かと一緒にいないと、
私が死んでしまうかもしれないと
思っていたようです。

 

 

また、よくこんなことをおっしゃいました。
「親に泣きごとを言っちゃいかんよ。
心配するんだから。
俺に言えばいいんだよ。」

 

 

私は、その恩師に甘えさせていただき、
泣きごとを言いつづけました。

 

 

2ヶ月ほど経ったある日のこと。
(確か名古屋に上司達と出張中…皆でひつまぶしを食べて、手羽先を食べている最中でした)

 

 

私はその失恋を受け容れることができました。
なぜか急に、
「なんでこんなに悩んでいたんだろう。
もう、あの恋はもういいや。」
と、恋人への未練を、寂しさを手放すことができました。

 

 

私が失恋を受け容れ、手放せたのは、
本当に、恩師の大きな心と、優しく、根気強いかかわりのおかげでした。



そんな思い出が、ふと蘇った時、
こみ上げる涙とともに、
私にとって大きな気づきがありました。

 

 

たった今受けた、先生のセラピーと、
恩師が私にくれた優しさは、
なんだか似ている…。
私の追究しているカウンセラー像が繋がりました。

 

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来談者中心療法の心理カウンセリングにおける、
心理カウンセラーとクライエントの関係は、
まさしく恩師と私の関係なのだと思います。

 

 

悩みを抱える人のそばで、
優しく、共感的理解を示し、
急かさず、慌てず、
見つめ続けてくれる…

 

 

その安心感、温かさにふれ続け、
誰かにありのまま受け容れてもらったと実感できたなら、
人は自分を受け容れることができるのではないでしょうか。

 

 

カウンセラーと過ごす時間は、数週間のうちのたった1時間足らずですが、
会わない間も、
「私には、味方がいる」
という確固たる安心感があります。

 

 

昔の私も、
「恋人にはフラれたけど、
上司は私の味方でいてくれる。」
と思っていました。

 

 

なかなかプライベートで、こんな無条件に見守ってくれる人はいないかもしれません。

 
でも、心理カウンセラーは、クライエントの味方であり続けます。どんな時もです。
問題に向き合うクライエントの隣で、
温かく応援し、ありのままを認め続ける。
とても素敵な仕事だと思います。

 

 

私はこれからも、自身のカウンセラー像を追究し続けると思いますが、
最近少し、そのあり方が見えてきました。

 

 

まだまだ修行は続きます(^-^)

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

今日が良い日になりますように。

橋本杏子

 

 

追伸

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