2015.12.13 投稿者:JTC-出口 さゆり

94-インナーチャイルドセラピー

幼少の頃、悲しい時や、さみしい時に

そっと側に寄り添って、
ギュッと私を抱きしめてくれて 、
悲しみやさみしさを十分に味合わせてくれる存在は私には居ませんでした。

みんな、自分の事で忙しくて、優しく寄り添っている時間がきっとなかっただろうし、
悲しみやさみしさを抱く私の気持ちを受け止めきれなかったのだろう…

だけど、悲しかったし、さみしかったなぁ。
なんて、思います。

最近、講師のお仕事や他業務、畑の手伝いなどに追われてなんだか心がソワソワしているのをどこかで感じていました。

セルフカウンセリングをする間も無く、帰ったら疲れてしまい、知らぬ間に寝てしまう日々が続いていました。

昨日は、連勤の最終日でした。

帰り道、電車の中で携帯電話や本を一切見ずに、インナーチャイルドに寄り添う時間を過ごしていました。

インナーチャイルドはとても悲しそうで、今にもポロポロと泣き出しそうでした。

手を差し伸べると、年長さんくらいの背丈をした少女は抵抗無く私と手を繋いで、
いつも二人で過ごす時には決まって行く自然の中に入っていきました。

そこは、私のイメージの中に過ぎませんが、誰にも邪魔されない、安心で穏やかな空気の中にある、森林に囲まれた一つの田んぼです。

その田んぼの真ん中でインナーチャイルドと話をすると、お互いが素直になれます。

今にも泣き出しそうなインナーチャイルドに目線を合わせて、
膝をついて田んぼの真ん中でギュッと抱きしめました。

会話はありません。
インナーチャイルドから伝わる気持ちにただ、ただ寄り添うだけです。

ひとしきり私の腕と胸の中で泣きじゃくるインナーチャイルドの背中をトントンしながら、
じっくりと感情に寄り添っていたら、
気づくとスーっと静かな涙が電車の中で目をつむる私の頬をつたっていきました。

とても静かな涙です。

最近、ヒョンなきっかけで、とても悲しい思いをした体験がフラッシュバックしました。

その時は直ぐにインナーチャイルドの気持ちに寄り添うことが出来なく、

「連勤最終日に必ず寄り添うから、もう少し待っててね。」

と約束をしたのでした。

ソワソワしていたあの感覚、きっとインナーチャイルドが「早く寄り添って」と、訴えていたのかもしれません。

昔は、寄り添ってくれる「誰か」を求めていました。

しかし、今は、本当の意味で寄り添うことが出来るのは唯一無二、「わたし」なんだと思えています。

インナーチャイルドはひとしきり泣いたら、笑顔になり、私の首の後ろに手を回し、私の肩に頬を置き、何か後ろで手遊びのような事をし始めました。

しばらく私はそのまま、その子が私から離れず遊んでいるのを感じながらそっと抱きしめたままでいました。

そしたら、インナーチャイルドは顔を私の正面に戻し、
「もう大丈夫」と私に伝えているような笑顔になり、私の心の中にスーっと戻っていきました。

1時間くらい電車に乗っていましたが、一時間まるまるインナーチャイルドを感じていたと思います。

ソワソワした感じはなくなって、
なんだかインナーチャイルドとの絆が更に深まった様な気がしました。

こうして自分とゆっくり向き合う時間を大事にしたいなぁ、とつくづく思うのでした。

今日は、身体と心を休めて、リラックスする一日にしたいと思います。(*^^*)♪


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