2021.10.28 投稿者:JTC-礒田修幸

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.310》~愛する娘よ~小沢美恵より

日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン

《vol.310》~愛する娘よ~小沢美恵より

★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識

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日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

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私の友人のお話しです。

 

今年の初めの2ヶ月ほど、友人はお母様の介護を経験しました。今まで漠然と、怒りのような恨みのような感情を抱いていましたが、実家を離れているので、たまに会う程度でうまくやりすごしてきたそうです。

 

ところが何十年もそのように過ごしてきて、今年になって急にお母様の介護が必要となり、2ヶ月ほど、一緒に暮らすことになりました。

その2ヶ月間で、心の奥底に押し込めてきた、辛い記憶が沢山甦ってきたそうです。

 

ある時は、彼女は母親の感情のゴミ箱であり、ある時は母親のアクセサリーであったこと。

介護でお母様が機嫌を悪くして彼女を睨む目が、子供の頃の彼女を叩く時の三角の目と同じであると気づいたこと。

 

何よりも一番辛かったのは、お母様は今でも50歳を過ぎた娘である自分を支配しようとすることだったそうです。

様々な記憶や気づきで、友人はだんだんと「 自分は愛されない存在なのだ 」と思い知らされていったような感覚だったそうです。
そんな介護を経て数ヶ月。
ずっと心のどこかに「 自分は愛されない存在 」という痛みを抱え、子供の頃からずっと無条件に愛されるということを知らずに生きてきたのだなあ、という自己憐憫に苛まされてきていたある日…

 

あるきっかけで、牧師さんのお話しを聞くことがありました。

 

その牧師さんが第一声で
「 愛する娘よ」と彼女に語りかけました。

 

その瞬間、彼女の目からは涙が溢れたそうです。

 

「 そうか、私は愛されていたんだ 」
とホッとしたのだそうです。
母親には望むようには愛されなかったけれども、自分は愛されない存在ではないのだと思えたそうです。

 

その友人は私たちと会う時には必ず、とてもステキな手作りのケーキやお菓子を沢山お土産に持ってきてくれます。

 

本当に美味しくて、とっても嬉しいのですが、もしかしたらいつも頑張っているのかもしれない…

「 元気なあなたにただ会えるだけで、とても幸せで嬉しいんだよ 」と私ともう一人の友人はどちらともなく彼女に伝えました。

何かが通じ合った瞬間でした。

 

愛する友人のお話しでした^_^

 

 

追伸

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小沢美恵

 

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