2016.12.14 投稿者:JTC-出口 さゆり

135-不完全さを受け入れる〜心理カウンセラーへの軌跡9〜

こんにちは。

日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの出口です。
心理カウンセラーへの軌跡シリーズ9回目となりました。

前回の続きです。

「自分を放ったらかしにしない会話」

これがなぜ大切なのか?

なぜでしょう。
考えられましたか?(^-^)

***

心理カウンセラーは心の専門家です。

心の回復についてや、
望ましい人間関係についてを学んでいます。

そして、心理カウンセリング中はクライアントに心理療法を通して適切な関わりで心の回復や成長を援助していきます。

だからと言って、
心理カウンセラーは
人間として完璧なのでしょうか?

私はそうは思いません。

日常生活において
適切なコミュニケーションが取れない時もあります。

落ち込んで、塞ぎ込み過ごすこともあります。

人に批判的な思いを抱き、苦しく感じることもあります。

逆に、

難しいコミュニケーションのケースを容易に乗り越えることも出来れば、

気分爽快に幸せに過ごすこともあり、

批判的な思いに向き合って苦しみから抜け出せることもあります。

つまり、
カウンセラーだからと言って
「常に」心穏やかに全く問題無く過ごす、

完璧なコミュニケーションがとれる、

というわけでは、無いのです。

自身の不完全さに
気づくことができるからこそ、

軌道修正ができ、
そこから新しく学び得て、そして

更に人間性が成熟していくのではないかと思います。

私は極力、等身大の自分で
授業やブログでも表現するようにしています。

大きく見せたり、
強がったり、
弱い部分を隠したりすることが上手に出来ません。

だからこそ、
自分を放ったらかしにせずに、
いつも必要な時に向き合えるのかもしれません。(^-^)

(最近はこれを特技の一つに認定しました。笑)

***

まとめ。

心理カウンセラーは
クライアントを援助する立場だから、
完璧に「違いない!」

もう一度言いますが、
そんなことは、ありません。

不完全だからこそ、自身の
微細な心の動きに関心を向けて心を整えて行く必要があります。

それが出来るからこそ、
真摯な態度で純粋にクライアントと向き合うことが出来るのではないでしょうか。

とはいえ、、
そこをも、完全ではないので
できないからと言って否定の対象にはならないと私は考えています。
(^-^)

とはいえ、とはいえ、
そこに甘んじるということでもありません。

心理カウンセラーへの軌跡シリーズを書き始め、9回目を迎えました。

ここに書いてきたことが全てでも、
正解でもありません。

(世の中には色んな考え方がありますから)

しかし、
一貫して言えることは、
カウンセリング心理学を基に綴っている、ということです。

理論の解釈の仕方や気づきは人それぞれ違うと思います。

それを踏まえ、
私が理解した解釈で納得のいく内容を書いてきました。
そして、次回の10回目でこのシリーズは終わります。

年内には終結させますので
最後を楽しみにお待ち頂けたら幸いです。

いつもお読み頂きましてありがとうございます。

初めての方は是非遡ってお読み頂けると嬉しいです。

それでは、また。