2008.10.01 投稿者:JTC
7-ウクレレ教室
先日ウクレレ教室に行ってきました。
家の近くを散歩しているときに見つけた「ウクレレ教室」という看板。
カフェでお茶を飲みながらのんびりと営まれている光景を見て「私もとうとうウクレレデビューするわ!!」と決心いたしました。
というものの、5年前ハワイで私は生意気にも
ウクレレの先生が「これいつどこで買ったの~?!」と驚くほどのウクレレを購入済みだったのです。
音に透明感があるのに温かい音がでるそのウクレレを私はとても気に入り、価値を知らずに購入したのでした。
今やその種のウクレレはこの5年あまりで倍額に金額がはねるほどの逸品になっているそうです。
日本に帰国し、ウクレレ教室を探しましたが、いまいち感性にあうところがなく日々が過ぎ去っていました。
1時間半のレッスンを受けて、なんと心が癒されることかしら。。。とほのぼのとしたのと同時に
そこで私はまたもや自分の過去を振り返るいい機会を与えていただけました。
先生が「佐藤さん、指の動きがとても柔軟ですね。何か楽器を弾いておられましたか?」と。
そうなのです。実は私は過去にハープを弾いておりました。「ハーピストになる」と一心不乱にその夢に向かっていた時期がありました。家にはキラキラ輝く金メッキのハープがあります。
しかし、ぱたっと5年前に弾くのをやめてしまいました。それから一度もカバーをはずしたこともありません。
弦はすでにほとんど切れていると思います。
「がんばりすぎた自分」「孤独だった自分」「幼い頃の決断に突き動かされていた時代」
一つのアイテムから走馬灯のように思い出される苦しい気持ち。
私はたくさんの思い出とともにハープを封印したのでした。
私の中で成人期の出来事は「今ここ」の気持ちを「過去に体験したことがあるかな~」と回想するときに
思い出されたり、幼少期の思い込みをさぐるための「きっかけ」として思い起こすことはあったとしても
「今ここ」での生き辛さとからまなかった場合、結構置き去りにされていることがあります。
ハープへの思いもその一つでした。
ウクレレ教室で質問を受けたとき、心の中がどうなっているのかわからなくて
一瞬心を守ろうとした私でしたが、当時のことを思い起こしてみると、その思いが苦しくなく思いおこされ私の中でいい思い出になって存在していることに気づけたのです。
過去の苦い思い出はすっかり浄化されていて”またハープを弾いてみたいな”そう思える私がいました。
今ちょうど20期生はアートセラピー(芸術を通して表現活動を行い心の浄化をはかる療法)を学んでおられますが
この秋冬、私は楽器をとおして表現活動をして日々の心の浄化をはかろうと思います♪