2010.01.26 投稿者:JTC

23-心で感じるとは~その2~

こんばんは。佐藤です。

前回の続きを書きます。


前回のブログでご紹介した犬は外犬で野生の香りのする丈夫な犬種でしたが、

今回は人工的に小さくつくられた室内犬を飼うこととなりました。


怖がりで、寒がりで、甘えん坊なのです。

そんな仔犬を飼うにあたり。。実際には突然姉が犬を家に連れてきたので、飼ってから悩みました。


今の考えのままでは犬中心の生活をしてしまうな。

そして、前の経験から結局は犬が大変な思いを背負うことにもなりかねないな。


そこで私はコミュニケーション講座でお伝えしている、

自己認識(WHO)や価値観・信念を変えれば自然と行動変容するというNLP理論を用いて

自分を見つめなおしました。


そこで気づいたのは

今までの私は「犬の飼い主」と自己認識し、「犬の健康や安全の責任を負う」という信念をもっていたことでした。


本来、私は生き物を人間のエゴで飼うということに対し抵抗を感じていて、水槽の中の魚を見ると

なにか心が痛んでしまいます。


それでも飼うなら責任をもって飼う!という決断を幼いなりにしたのだな、と昔の自分をそうふりかえります。


そこに気づいたことから、その後はとてもスルスルと‘今ここ‘の自分自身とコンタクトできました。


犬に対する大人になった今の私の自己認識は「犬を家族として対等に接する人」、

そして価値観は「互いが癒し合う存在となり共に人生を豊かに過ごす」ということでした。


この気づきから犬のために制限していた行動から解き放たれ、自然と今まで通りの生活を送れるようになりました。


ただ離れている間、寂しくないかな、などと考えることが多かったのですが、

あるかたがとても素敵な言葉をかけてくれました。


「距離が離れていても、心は通じあっているんじゃないですか?」


そうだ。そうだったな。

心で感じることができるんだった。


私の育った環境の中で、私が家族から愛情を感じ取ることができなかったから、

こと家族に対してはその能力を値引き、一緒にいるときにたくさん愛情を注ごうとしたり、

離れていると寂しいのではと不安になってしまう自分に気づきました。


こうして犬を通じて、心理学を通して私はこれからもいろんな自分に気づけるのでしょうね。


実はこのことから「子供ができたら働けるかな?」という心配もなくなったんです。すごいでしょ!


自分自身と繋がり、自分の中から愛が溢れてこれば自然と他者とも繋がれる。

自分を信じられるから相手も信じられる。


心理学って本当に人を幸せにする学問ですね。