2011.11.13 投稿者:JTC-出口 さゆり

47-お母さんの膝の上。

こんばんは。出口です。
今日、喫茶店に入り、コーヒーを飲んでいる時、隣に座った親子を見て、ほっこりした気持ちになりました。
小学一年生くらいの女の子で、お母さんの膝の上に乗りたそうにしていました。
『ママ~ママ~!(膝の上にのる)
あ、やっと抱っこしてくれた!』
その女の子はとっても、嬉しそうで、なんだか私も温かい気持ちになりました。
お母さんは嫌がらず、ずっとその子を膝の上に乗せて会話をしていました。
私は温かい気持ちになると同時に、
この女の子は今どんな気持ちなんだろう?
安心して、嬉しくて、愛されている感覚なのかな?
そんなふうに想いを馳せていたら、
自分の小さなころを思い出し、ジワっと涙ぐみました。
私がこの女の子と同じくらいの年に、
私がお母さんの膝の上に乗ると必ず、
『痛い!』
と言われていました。
私は痩せていたのでお尻の骨がお母さんのモモに突き刺さる感覚があったそうです。
私は、拒否された…と当時思っていましたが、
お母さんは痛いから痛い!って言っただけなんだな~と気づきました。
私のことが嫌いだから痛い!って言ったわけではなかったんですね。
子どもは、大人より知識は少ないですが、人の声の調子(抑揚)や表情を見て
様々な感覚を覚えます。
そして、子どもなりの解釈でその後の人生に感じたことを反映させてゆきます。
私の場合は、この様に反映させてきました。
【甘えたり、自分の欲求を通すと、人は嫌がるんだ。私は嫌われる】
だから私は
自分がやることに関して周りはどう思うか?
嫌がらないか?
私は嫌われないか?
いつもいつも周りの様子をみて行動する子どもでしたし、大人になってもそうでした。
【お母さんの膝の上に乗りたい。】
ただそれだけなんだけど、子どもにとってはそうできることがこの上ない安心感に繋がるんではないかと思います。
【触りたい。触れていたい。】
人が自然に感じる欲求なんだなあとしみじみ思いました。
子どもなりに解釈してきた考え方に気づき、
変えてゆくと、人生の可能性が見つかります。
決して自分だけが悪いわけでもない、相手が悪いわけでもない、ただお互いの感じ方や考え方が違うだけ。
私がお母さんだったら、
『さゆりも大きくなったね~!
さゆりのお尻の骨がささって痛いけど、こうしていられるのも今のうちだから
ギュッてしちゃお!(ギュッ!とハグ)
痛くないように膝の上にクッション置くからその上に座ってくれたらお母さんもっと嬉しいな~』
って言ってお互い心地よい方法考えて伝えてみます。
考えていたらなんだか、楽しくなってきました!
自分の過去は消ゴムで消せないけれど、
書き直すことはできます。
書き直してる途中で間違えたらまた書き直せば良いのです。
自分や他者に対する愛の可能性が、着実に広がってゆくのを感じます。
あなたが、お母さんだったら小さなあなたにどう接しますか?

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