2015.06.21 投稿者:JTC-礒田修幸
08-そもそも私たちは…
JTCコラムリレー《聴く》~No.3~
◆そもそも私たちは…。
日曜の朝、天気も良く清々しいです^ ^
さて今日も昨日の続きを。
【相手を理解する為に耳を傾ける】
相手を変えようとするのではなく、ただただ理解する姿勢。
この姿勢から心理カウンセラーの関わりは始まります。それぞれ有名な心理学者の言葉を見てみましょう。
★親業訓練(PET)を開発したT.ゴードン博士は人間関係についての信条のまず一つ目に次を挙げています。
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あなたと私は、
私が大切にしたいと思い
継続したいと願う人間関係を持っています。
でも、私たちはそれぞれ“別々の存在”で
、各々が固有の欲求を持ち、その欲求を満たす権利を各々が持っています。
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★また、TA(交流分析療法)の提唱者エリックバーンもTAを学ぶ目的の一つとして次を挙げています。
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過去と他人は変えられない。
変えられるのは、自分と今ここからの未来だ。
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そもそも私たちは
【誰一人として全く同じ考え、気持ち、価値観を持っていない別々な存在】なのです。
私たちが
・悩みを解決したい…!
・気持ちを晴らしたい!
・自分を取り巻くこの問題から解放されたい!!
と願う時、
その気持ちの裏には
「あなたではなくわたしの考え、気持ちをそのまま理解して欲しい!優しくして、思いやりの気持ちを向けて欲しい!」
という欲求があるはず。
なぜなら、私たちには誰一人として違う存在で、またそれぞれに自分で問題と向き合い解決を自分でする力があるから。
私たちが何かをやり遂げようとする時、そのほとんどを他人に手を出されたらどうでしょう?
他人の考えを切々と語られ、他人の考え、やり方を押し付けられたとしたら…自分を信じることも、自分で物事を解決することもできなくなってしまいます。
「私、今頑張って自分の問題と向き合ってる。解決までどれだけかかるかわからないけど、きっと自分で答えを出すから、今の私を分かってね。」
誰一人として違う私たちが、相手を尊重し、その力を理解し信じ、自分色に染めず、関わること
から癒しや成長は始まります。
あれ、でもでも
「それじゃ、親や上司は子どもや若い人にどう教育したらいいんだ!?」
ってなりますよね(^^;;
明日は少し日常の具体例に当てはめてお話したいと思います。
年齢だけでなく、精神的にも私たちが大人として持ちたい「離別感」について^ ^
礒田
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