2017.09.09 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.135》~言葉の輝き~橋本杏子より
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.135》~言葉の輝き~橋本杏子より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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9月になりました。 この夏、あなたはどのようにお過ごしでしたか? 今日は夏をふり返りながら、メッセージをお届けしようと思います。 少し長くなるので、どうぞゆっくりとした時間にお読みいただけると嬉しいです(o^^o) ・・・・・・・・・・・ 8月は、心理学のイベントや、当学院の全エリアスタッフが一堂に会する研修もあり、私にとって心の深まることの多い夏となりました。 心理カウンセラーという心の専門家でありながら、忙しい日々に、つい心そのものよりも時間や目の前の物事に気が向いてしまうことがあります。 「今日は○日だから、どこへ行って、何をしなきゃ・・・」 そんな毎日になりがちです。 楽しいはずの遊びや待ち合わせさえ、直前までやることに追われて、「何時までに行かねばならない」と思ってしまうこともありました。 そんな私ですが、夏休みを利用して心理学のイベントに参加しました。 フォーカシングにどっぷり浸った3日間、ゆったりと心を遊泳し、日ごろの疲れを癒し、今、ここの自分の内面を確かめることができました。 また、毎晩仲間の方々とお酒を酌み交わし、日ごろ気になっていることや今後の夢を語り合いました。 そして、先日行われた当学院の研修では、日々、各エリアで同じ思いを共有しつつも、なかなか会うことのできないスタッフのみんなと一緒に、これからの私たちの夢や、信念、心のあり方についてワークを通して語り合い、確たるものを見いだすことができました。 そのような体験を通して、改めて大切さを実感したことがあります。 それは、 自分の内面を、ゆっくりと見つめ、信頼できる誰かの前で語ること 他者が紡ぐ言葉をありのまま受け取り、胸に響かせること 今回私が出会った大切な人たちを思いながら、お話ししようと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「自分の内面を、ゆっくりと見つめ、信頼できる誰かの前で語ること」 忙しい毎日を生きる私たちは、普段目の前のこと、人に意識が向いてしまいがちです。 一番大切な存在であるはずの自分自身をこき使って、無視をして、仕事や家事、他者のお世話に専念してしまったり、 一番大切な友人であるはずの自分自身の気持ちをほったらかして、自分以外の誰かの気持ちを最優先してしまったり。 本当はどうしたいのか、何が自分を苦しめ、ストップをかけているのか、見つめることもないまま、時を過ごしている・・・。 もったいないと思いませんか? もっと、自分の気持ち、体を大切にできたら、きっと今の苦しみはずいぶん楽になるのです。 自分の内面を、ゆっくりと見つめ、信頼できる誰かの前で語ることで、私たちは今、ここで大切なものに気づくことができます。 それには、ポイントが二つあります。 まず、自分の内面を見つめるためには、落ち着いて、ゆったりとした時間と空間にいることが大切です。 せかせかとした時間の中では、ついあれこれと思い浮かんでしまい、心の本当の奥底まで沈んでいくことは難しいでしょう。 ほんの1時間でいいから、ゆったりできる時間を作りましょう。 そして、自分の語りを絶対に批判せず、聴いてくれる誰かが必要です。 何を語っても、ありのまま聴いてくれる誰か、すぐにアドバイスしない誰かに話を聴いてもらいましょう。 話し始めてものの数分で、「こうすればいいよ」とアドバイスしたり、 「要するに、こうしたいんじゃない?」とあなたの考えや気持ちを先取りし、要約したりする人とは内面を深め見つめる語らいは難しいでしょう。 「この人になら、自分の弱音も愚痴もこだわりも、何を言っても、何分かかっても、邪魔されることなく聴いてもらえる」という安心感は、心の奥底まで沈んでいく作業に集中させてくれます。 私たちの心はとても複雑で、誰一人同じ心の人はいません。自分自身でさえ、気づいていないことだらけです。 まるでごちゃまぜになった大きな袋の中身を、一つずつ確認しながら取り出していくように、 大きな心という袋の中身を、一つずつ取り出すように語るのです。 その傍らで優しいまなざしで見守ってくれる誰か、取り出した心の中身を、大切に受け取ってくれる誰かがいるからこそ、 普段気づけない大切な心のかけらを拾い出すことができるのです。 ゆっくりと自分を見つめる時間と場所、そして聴いてくれる誰かを得て、私たちはようやく、自分の内面を安心して見つめることができます。 そして、一人で見つめる時よりずっとずっと、気づきが深まるのです。 語りながら、「私、そんなこと考えてたんだね、こんな気持ちだったんだね」 と自分自身という大切な友人の心の声を聴くことができると思います。 「他者が紡ぐ言葉をありのまま受け取り、胸に響かせること」 お互いにありのままの心を語り合うとき、相手の紡ぐ言葉は、相手の心のかけらなのだと私は思います。 ですから、他者との語らいでは、その方を大切に思いやるのと同じように、その方の言葉も大切に、ありのまま受け取りましょう。 そしてさらに、 相手が紡いだ言葉を、自分自身の心に響かせてみると、また素晴らしい光を放つ時があります。 私がこの夏、心に響いた言葉は、「できると信じる強い気持ち」という言葉でした。 ひと時共に過ごした仲間の言葉です。 その言葉を紡いだご本人には、その人なりの意味があったんだと思います。 それをありのまま受取ったあと・・・なんだか私の心のアンテナが反応したので、 なんの偏見も、詮索もせず、そのまんま、自分の心に響かせてみました。 そしてフォーカシングしてみると、 きらきらと心の中で輝き、私の心の内壁を照らしました。 そしてむくむくと心が元気になる感覚、現実の世界を、躍動できる信頼感が湧いてきます。 「私一人でやっているんじゃない、皆で一緒にやっている」という気持ち、心強さを感じました。 他者の言葉は、その方の大切な心のかけらですから、ありのまま受け取ります。 さらに、「響かせたいな」と思った時には、自分にも響かせてみると、自分なりの意味を見つけることができると改めて確認しました。 これは、生身の語らいだけでなく、本など、読み物の中にも見つけることができる言葉の効力だと思います。
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いかがでしたか?
今日も、お読みくださりありがとうございました(o^^o)
明日も良い日になりますように。
追伸
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メール:k.hashimoto@jtc-web.jp
橋本杏子
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