2017.12.01 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.146》~小さな子供~ 小沢美恵より
日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン
《vol.146》~小さな子供~ 小沢美恵より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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悲しみや怒りや虚しい気持ちを持って生まれてくる赤ちゃんはいないと思います。
みんな、好奇心にあふれ、ハッピーで、自由な心を持って生まれてきます。
3歳くらいまでの子供ってどんなイメージですか?
何かに興味を持ったらそれに突き進み、飽きるまで遊び、眠くなったら寝て、楽しいことにはケラケラ笑い、悲しかったり怖かったりしたら、お母さんに抱きついて泣いて…
そんな自由な子どもたちは、いつの間にか、色々な気持ちを身につけていきます…
傷つく経験の中で、怒りや悔しさや不安、劣等感や恥ずかしさや遠慮や罪悪感や…
色々な気持ちを実感するようになっていきます。
そして人は成長すると、色々な体験を、これらの身につけた感情に照らし合わせて認識するようになっていきます…
私は3人の子供の母親です。
上は大学生から下は高校生まで、もうだいぶ大きくなった子供たちです。
そんな子供たちですが、たまにすごく傷ついて泣いたり、喧嘩ごしに私に向かってきたり、訴えてくることもあります。
時には、本当に3歳の子供のように無防備に甘えてくることもあります。
どんな気持ちも、この子たちの小さいころの何かの体験に結びついているのだと思うと、とても愛おしくなります。
最近の私は、よく子供たちの3歳くらいの頃の様子を思い出し、
「あの頃きっとこの子はこんな気持ちだったのだろうな…」
「本当はこんな風にして欲しかったんだろうな…、してあげられなかったな…」
と、残念な気持ちと愛おしい気持ちと、小さい頃には気づけなかった可愛いさをしみじみ感じ、あの頃の子供たちを抱きしめてあげたくなります。
してあげられなかったことを思うと、胸が苦しくなります。
そして、この間、私は不思議な体験をしました…
私の母は小さいころ、静岡県の沼津に住んでいました。海のすぐそばです。
この間、たまたま沼津という地名を聞いて、
私の意識は自然と母のことになりました。
そして、意識が向くままに思いを馳せていると、急に、5歳くらいの母が一人ぼっちで、泣きながら、誰もいない薄暗い海岸をさまよっている姿が浮かんできて、私はものすごく悲しくなりました。
なんて孤独で不安で寂しい小さな母。
涙がながれてきました…。
私は自分自身の反応にびっくりしてしまいました。
今、これを書いていても、涙になります。
私の母に対する思いは複雑です。
私は母との関係で沢山傷つき、母との関係を克服することに何年もかけてきました。
克服の途中では母を傷つけることを言ってしまったこともあります。
今でも、母との関係には課題が沢山あります。
でも、この間は…
私は母の寂しさや不安、母の中の孤独を初めて実感しました。小さな子供のころの母を抱きしめてあげたくなりました。
誰の中にもいる、小さな子供…
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いかがでしたか? 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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メール:m.ozawa@jtc-web.jp
小沢美恵
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