2010.02.08 投稿者:JTC

26-内なる子

こんばんは、佐藤です。


今日テレビドラマを見ていたら、親のいない子供がぬいぐるみを肌身離さず持っているシーンを見かけ、自分の子供時代を思いだしました。


両親が不在がちになりはじめた小学3年生の頃から、私はぬいぐるみを抱いて過ごすようになりました。

そのぬいぐるみといつも一緒で旅行にも連れて歩いていました。


それが子供だからだと皆が思ったでしょうが、大人になってからも海外旅行に連れてゆき、

友達にあきれられたものです。心理学を学ぶまでずっと一緒でした。


そのこを誰かがたたいたり、ひっぱったりしたり心が折れそうになり、

大泣きに泣いて、ぬいぐるみを慰めていました。


20歳になったとき姪が生まれ、親が私のぬいぐるみを抱いた姪をなでるついでに

ぬいぐるみをなでてくれた瞬間、すごく嬉しかった。


心理学を学び、それが何を意味していたのか理解できました。

そのぬいぐるみは心の中の内なる子(=インナーチャイルド)、自分だったのです。


傷ついた自分に一生懸命愛情を注いでいたのです。

自分で自分に「あなた愛される存在なんだよ、大丈夫私がずっと一緒だからね」と言って抱きしめていたのです。

子供時代、親がいなくても自分の人生を生きようと強く思い勉強ばかりして過ごせたのは、

そのお陰だったのかもしれません。


彼氏ができて人からの愛情で心を埋めようとしたときから、弱くなっていきました。


生まれてから死ぬまでかたときも離れることのない存在は自分だけです。

自分を愛し、認め、許し、癒し、自分の人生を大切にできれば、おのずと人の人生も大切にでき、

自分とも他者とも繋がれます。


皆さんはご自身の内から愛が溢れていますか?

インナーチャイルドはどんな表情をしているのでしょうか?