2010.02.15 投稿者:JTC-小川菊乃
15-思いを言葉にしてゆきましょう
みなさん こんにちは。
今日は雨ですね。
さて、心理学では『自分も相手も大事に愛していきましょう』と
よく言われます。
まさにそうなんですけど、これが難しいです。
行動としてはやっているんだけど、気持がともなってないってこと
ありませんか?
だから、その気持ちを無視したり、平気なふりしたり…
そして、なんか体がしんどいわ。。なんてことになってしまいます。
気持がともなって自分も相手も大事にできていれば、その行動で
しんどくはならないはずですね。
最近私も、これを経験しました。
先日初めて母が入院をし、父が一人で家のことや、母のことをしなければ
ならないという状況になったんです。
すると父は私にたびたび電話をしてきて、
「家事なんかしたことないのにどうしよう…」
「自分も大病して体が弱っているのに…」
「お母さんの入院が長引いたらどうしたらいいんだ…」
などなど、心の内を訴えてきました。
その話を聴くことは私にもできることだしと思い聴いているのですが
そのうち 「ああしてほしい。こうしてほしい。」 となってきました。
実家とは離れていることもあり、そこまでやると、こちらもかなりの負担が出てしまうと思いました。
『父も大事だけど、自分も大事だから…』と
父に、それは難しいと伝えると、遠まわしにけなされます。
道徳的、常識的な考え方を織りまぜながら、羞恥心をかきたてるように言われます。
いくら大好きな父でも、悲しいですよね…傷つきます。
今までは、『父から愛情がもらえなくなる…』と怖くなり、その悲しい気持ちを無視してきました。
そして『私が常識がなくて、いけなかった』と思い込んで、
自分を大事にするのをあきらめてきました。
それから心理学を学び『自分も大事にしなくては…』と考え、
できないことはそれを態度に出すようになりました。
ただ、気持がついていってないんですね。
なのでその態度は、必要以上に強く、攻撃的に出てしまったりします。
だから自分を大事にするためにやっているはずなのに、しんどい。。。ってことに
なってしまいます。
そして、最近の私はこうしてます♪
「お父さんのことは、すごく心配だし、大切に思っている。だけど、今回は無理だから
ごめんね。」といってます。そして私にできることを考え、やるようにしてます。
自分(=私)も相手(=父)も両方大事と心から思うから、行動だけでなく
言葉でその思いを伝えるようにしています。
そうすることで、不思議と『父から愛情がもらえなくなる…』という怖さもやわらぎます。
そして、このように言葉にすることを意識して繰り返していると、それが身についてゆきます。
もちろん、この怖さに対して、『大丈夫だよ。私がいっぱい愛情あげるからね。』と
自分で自分にいいきかせ、愛を注いでゆくことも大切です。
それと同時に、現実生活の中で実際に思いを言葉で相手に伝え、体験をしてゆくことは
≪生きる強さ≫につながってゆくと思います。
相手や状況によっては、いつもその言葉を受け止めてもらえ、うまくいくとは限りません。
ただ、伝えているのと伝えていないのとでは、相手はどうあれ、
自分の気持ちはずいぶん違うと 私は感じます♪
みなさん。 思いを言葉にしてゆきましょう。