2010.08.14 投稿者:JTC

7‐母からの贈り物

こんばんは神田です。

今日母親から荷物が届きました。

中身は開ける前からわかりました。

お味噌です。

「ねえねえ、お母さん名古屋にも色んなお味噌売ってるよ。」

「あらそうなの?知らなかった」

実はこの会話を、名古屋に引っ越してから五回くらいはしています。

母は高齢で認知症なわけではありません。

昔からそうでした。

目玉焼きは半熟が好き。

仲良しのお友達の名前は○○ちゃん。

明日は家庭訪問。

言っても言っても覚えてくれない母に、うちのお母さん頭が悪いのかな?

私に興味がないのかな?

だから、あんまり幸せそうじゃないのかな?

色々考え、言っても無駄だからもう何も言わない。

子供の私は、そう決めてしまいました。

でも母は、好みは覚えてくれないけど、毎日朝ごはんを作ってくれました。

今も、お味噌を送ってくれます。

養女で、辛い家庭環境の中、愛し方も、愛され方も子供のころ学べなかった母は、母なりのやり方で精いっぱい私に愛情を注いでくれているのです。

本当に暖かい心のこもった贈り物をありがとう。

これからは、私がいっぱいいっぱい愛情をお返ししたいな。

次に会う日が楽しみです。