2012.02.23 投稿者:JTC-出口 さゆり
56-100歳をめざして。
こんばんは、お久しぶりです出口です。
先日、100歳になる女性が書いた詩集を読みました。
そこには、彼女の約1/4の時間を生きている私の人生観とは違う、
広くて深くって温かみのある、人生観が綴ってありました。
私は彼女の詩に心惹かれ、改めて自分の人生や自分自身を振り返り、
こころを見つめ直しました。
この100年でめまぐるしく時代が移り変わり…
当時から生きている人にとって、どんな風に今の時代が映っているのか興味深いところです。
何でも手に入り、物質的に豊かになった日本に生まれ育った私は、戦争のあった昔を経験していません。
経験値の高さや量によって、自分の価値は決まらないとわかってはいるけれど、
時代を生き抜いたその女性の物事のとらえ方と自分を比べた時、自分の成長の伸びしろを実感します。
その女性のことばには強がりがありません。
柔らかくて、優しくて、人への思いやりや温かみがあります。
そうした彼女の詩を読んで、私はじっくりじっくり自分を振り返り、こんなことを考えました。
立場が変われば、役割や責任範囲も変わります。
立場が上になればなるほど、周りへの影響力は悪い意味でも良い意味でも大きいと私は捉えています。
そして、立場が変わったとしても等身大の自分を言葉で表すことの難しさや、
言葉の持つ威力などをテーマに考えました。
どうゆう言葉を使って相手に思いを伝えたら、相手は受け取りやすいのか…
今回、そこに焦点が当たったのも、
先日、ある人からのフィードバックによって自分の盲点(見えてない部分)に気づくことができたからです。
それは、私のことばの表現の足りなさや、相手との間柄を考えての表現が乏しいところでした。
それに気づいた時、かなりのショックを受け、
自分を責めたりもしました。
今までの自分の発言により、誰かを傷つけてきたのではないか…
自分のアラ探しが始まり、自分を容赦なく責める、昔の自分に戻りそうになりました。
けれども、そんなときにこの詩集に出会い、
【今、その盲点に気づけてよかった~】そう感じられるようになりました。
100歳の彼女も、70年近く前は私に近い年齢であり、
彼女も自分の人生に起きた出来事を乗り越えてこそ、
今、こうして私の中に勇気を宿してくれるくらいの詩が
彼女の中から湧き出るんだろうなぁ…
本当に、人間の繋がりってありがたい。そう感謝します。
今、生きている私の人生を
どんな出来事でも向き合い、乗り越えてゆくことで、
いち早くその100歳の彼女の精神性に近づくことができるだろうと信じたいものです。
とても温かく、人間味のある、優しい詩にこころが洗われた感覚です。
今ここ を生きましょう。
私は、今ここを生きたいです。(^-^)