2012.02.02 投稿者:JTC-出口 さゆり
55-家族会議。
こんばんは。出口です。
昨日、安藤家(旧姓です)家族会議をしました。
メンバーは、私と姉と母。
実は、姉と母は数年前からお互いの気持ちのすれ違いで
親密に関わることが難しい状態でした。
しかし、先日私と母との会話の中で母から…
『何があっても、誰がなんと言おうとも○○ちゃん(姉の名前)の味方だし、
娘でかわいいし、愛してる…って伝えたい!』
と、母が私に涙を流しながら訴えることがありました。
涙を流して、こどもを愛してると言う母を初めて見て、
私もなんだか胸が熱くなり、嬉しくなり、共に涙を流し、共感しました。
母はそれを自分からなかなか言えないから、私から姉に伝えて欲しいと言うのでした。
私は母に愛を持ってこう言いました、
『お姉ちゃんに気持ちを伝えたいんだね。
だけど…私からではなく、お母さんから直接お姉ちゃんに伝えて欲しい。大切な気持ちだとおもうから。』
そうしたら母はまだ直接言えるか不安。だからせめて姉と会えるようにセッティングして欲しいと
要望しましたので、私は私のできる範囲で二人の中継ぎをしました。
そこで…昔の私なら、
『なんとしてでも、姉と母をつなぎあわせなければ!!私のちからで~!!!』
と、必死に姉にアプローチしていたでしょう。
しかしながら、今の私は違います。
姉も、母に歩み寄れない程の想いを持っていると理解できるので、
無理は言いません。姉のペースで良いと思うのです。
どうやりとりしたかはここでは省きますが、姉の気持ちも大切にしながら中継ぎした結果、
姉は母からの話を聞いてみるという選択をしました。
そして、昨日。
母が、自分が思っていたこと(事実とは違う思い込みも含む)を包み隠さず
一つずつ表現していきました。
ストレートに私に訴えてきた言葉を直接いうまでに30分くらいかかったでしょうか?
(そんな母もほほえましい・・・)
母は、つまるところ自分が姉に何を伝えたくて今日会いにきたかをやっと自分の口から
伝えることができました。
姉が今まで一人でずっと耐えてきた想いを汲み取りながら表現する母をみて
私は感動しました。
やっぱり母は、母であり、私たちのことを本当に愛してくれているんだと
姉に言っている言葉は同じ娘である私にもきっと伝えたい想いなんだろうと
察して、受け取りました。
それを聞いた姉は涙を流し、自分の想いも伝えていました。
結局のところ、姉は姉で、自分の心と見つめあう方法を見つけており、
数年前に比べたら心穏やかに過ごす日々が増えてきたから大丈夫だよ、とのことでした。
二人の仲はこれからどうなるかわかりませんが、数年越しに親密に語り合えたのではないでしょうか。
その場に立ち会えたことに私は感謝しますし、人の力は本当に素晴らしいなと実感しました。
そして、わたしは素敵な家族のもとに生まれたなぁ。お母さんの子ども、お姉ちゃんの妹で本当によかったなぁ、
幸せだなぁとしみじみと感じています。
…はっ・・・・
この気持ちにはブログを書いている今気づきました。
今度母と姉に伝えようと思います。
私は心理学を学び始めたころ、家族の過去を思い出し、家族に対して関わりたくない気持ち、
どうしようもない気持ち、認めたくない黒い気持ち、たくさんの気持ちがあったため、
中継ぎをするなんて昔の私であれば自爆行為でもありました。
しかし、こう幸せを感じられるようになったのも、この心理学を通して、あらゆる方面から
自分の過去を浄化してこれたおかげだなぁと、いろんな方々に感謝の想いでいっぱいです。
愛は、とても大きな力を持っています。
わたしの中に愛情がもっともっとあふれ、それが周りの人にも
伝えてゆける、そんな人間で在りたいです。
最近、愛をいっぱい感じた体験をみなさんにお届けしました。
ふとした瞬間に感じられる愛に、私はぐっときます。
幸せにいきつく道は人それぞれ。回り道、近道、迷い道、なんでもよいのです。
ただ、心理学を学ぶと正確な定規を自分の心の中に手にすることができるので、
道を少し間違った時に、早く修正しやすいと私は実感しています。
一人でも多くの方が、幸せを感じられる世の中になりますように・・・