心理学・心理カウンセラーの資格取得なら日本心理カウンセラー養成学院

おはようございます。出口です。
ふと・・・私がこの学院の講師になる前のことを思い出しました。
実は私は、学院のスタッフ審査を３度受けています。
受ける度に自分が成長してゆくのを感じましたし、合格した３度目の審査よりも

むしろ１回目の審査がとても印象が強いです。

何もわからないまま、挑んだ審査はとても楽しかったと記憶しています。

その楽しさが忘れられなくて、何度も挑戦しました。

しかし、その挑戦の間には、、、今まであまり開示していない過程がありました。

このまま、、、このまま講師を目指すことが果たして自分のやりたいことなのか。

本当に、自分にあっている仕事なのか？受からない私は向いていないんじゃないか。

自分の中のその時の進路希望はもうひとつありました。

それは児童養護施設の心理カウンセラーです。

自分の人生を本当に真剣に考えて選択がしたかったので

いろいろとその仕事を調べたり、自分の心と向き合い、洞察をして、

本当に自分がやりたい分野をとことん考えました。

その過程で、ある人に自分の意志を表明してみたことがあります。

『私は、児童養護施設の心理カウンセラーになりたいんです。
けれども、本当になれるのか自信がないです。』

そうすると、その人は

『安藤さん（旧性）なら、本当によく気がきくし、優しさももっているから

どんなところにいっても大丈夫だよ。きっとなれるよ。』

そう言ってくださいました。

今日はその時の風景、その時の気持ち、その人の声・・・目には見えない温かさ
が急に蘇りました。

あれが、私の原点だったような気がします。

その人は、私がスタッフを目指しているのを知っていながらも、別の道へ行こうと

している私をコントロールすることなく、

私が歩もうとしている道に光を灯すようにかかわってくださいました。

その言葉を聞いて、私は逆に児童養護施設の心理カウンセラーではなく、ここのスタッフになりたい。

絶対なりたい！！と思えるようになりました。

あの頃から、、、私は随分と成長したなぁと思います。

本当に生きやすくなり、幸せを多く感じ、他者のお話を聴かせて頂けるお仕事につき、
さらに多くのことを毎日学ばせて頂いていることが奇跡のようにも思えます。

スタッフ審査に臨んだ回数はむしろ関係なく、その度に自分が”今ここ”からどう意識して

自分を改善するかが焦点です。

そして、その意識は３ヶ月に１回では効果はありません。

毎日、毎時間、毎分、毎秒、意識し続けることが重要です。

私は、とことんそれを信じ続けました。

今でもそれは変わりません。

結果がどうであれ、そこから自分が何を学びとるのかで人生は変わります。

今では、１・２回目の審査も３回目の審査も、結果が違うだけで私にとっては

すべてが素敵な体験でした。

これからも、私の身に起こる出来事、体験の全てを意味のあるものとして

とらえて、歩み続けたいなぁと思っています。

１０年後の自分は、どうなっているんだろう・・・未来に想いを馳せて。