2014.06.04 投稿者:JTC

01‐あるがままに。

JTCブログをご覧になっている皆さん、こんにちは!

現在、出産予定の為にお休みをいただいております、関西エリア所属・講師の林ゆきと申します。

出産や育児を通して、私なりに感じる心理学を、少しずつですが皆さんにお伝えできたらなと思っています。

どうぞよろしくお願いします♪

唐突ですが・・・

私の通院する産婦人科では、「ソフロロジー」という呼吸法の出産方法を取り入れています。

この「ソフロロジー(以後ソフロ)」とは、元々はスペインの精神神経科医が心の調和を得るために創案した学問で、その後フランスで産婦人科に取り入れられ、1987年に日本に導入されたリラックス分娩法なのです。

簡単に言うと、お母さんがリラックスしてしっかり深い呼吸をする事で赤ちゃんにも酸素が行き渡り、結果、産道を通りやすくなり、安産に繋がるといった感じでしょうか。

一般的には、陣痛や出産には「激痛」「怖い」「鼻からスイカが出るような痛み」といったような、ネガティブなイメージがありますが、この「ソフロ」ではそれらの痛みさえも赤ちゃんと出会うための喜びと捉えます。

これは、ヨガや禅の「物事や存在をあるがままに受け入れる」という考え方から来ているようです。


一人目の娘の時は初めての出産と咳き喘息だった事もあり、呼吸法だけは頑張ったものの、赤ちゃんの存在を感じるという余裕はありませんでした。


しかし今回の出産では、赤ちゃんの存在をしっかり感じながら出産に臨めたらなと思っています。


赤ちゃんによっては、出産時の産道を通る怖さや否定的なイメージから「バーストラウマ」という心に傷を追ってしまう事もあるようです。

少しでもその怖さを軽減できるよう、「上手に出て来れているよ」「もうすぐだよ」「皆、あなたの事を心待ちにしているからね」と声掛けし、一生懸命頑張ってこの世に飛び出そうとする赤ちゃんを応援したいです。


もしこのお話に少しでもご興味を持たれた方は、”奇跡の出産”でネット検索してみてください。

歌手のMINMIさんの出産された時の感動のお話が聞けますよ。私はこれを見て「ソフロ」と同じ考えだなと思い、もっと赤ちゃんに話しかけよう!と思いました。


この世に生を受けた瞬間から、「あるがままの存在を受け入れてもらえる、自分はそういう大事な存在なのだ」と感じてほしいなと思います。


そして、もちろん私自身も、「娘や産まれてくる赤ちゃんと同じくらい大事な存在なのだ」と自分に語りかけながら、日々過ごしています。


皆さん、梅雨入り間近で過ごしにくくなりそうですが、うまく気分転換しながら日々お過ごしくださいね。