2016.09.09 投稿者:JTC-出口 さゆり

112-一日でも長く

こんにちは。 
 
日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの出口さゆりです。 
  
名古屋校から
最寄りの栄駅までの道のりでは
鈴虫の声に気づかないけれど、 
 
夕方、日も暮れた頃、 
知多半島にある 
自宅の最寄り駅に着いて
電車を降りた途端、  
 
一斉に鈴虫たちの声で辺りは埋め尽くされてしまいます。 
 
 
そして、
「あぁ、、秋の声だなぁ 」
 
と思って涼しい気持ちになります。 
 
  
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さてさて、
今日、実家の用事があり、お盆ぶりに帰省をしました。 
 
 
一緒に祖母も住んでいるので、
毎回おばあちゃんに会えるのが実家に帰る楽しみの一つでもあります。 
 
 
「さゆりちゃん、よう来たなぁ〜」 
 
と、ニコニコ笑顔でいつも迎えてくれます。 
 
 
そして、帰る時には、  
「もう帰るんかぁ?
このまま泊まっていけばええのんに。」 
 
と、三重の方言交じりに必ず声をかけて玄関まで見送りに来てくれます。 
 
 
もう85歳を過ぎた
おばあちゃんが
語りかけてくれる一言一言や、 
微笑みかけてくれる優しさに、
いつも心がホッコリします。 
 
 
そんなおばあちゃんと
この先何年
こうして会話ができるだろう?
って考えると。。
 
指折り数える年数の可能性が…
 
ということに気づきます。
 
 
しかし、 
そんなことを微塵も感じさせない
元気な祖母は、
祖母が信仰している宗教を
熱心に信じて、時に
私にいろいろと
教えを説いてくれます。
 
 
昔はそれがすごく嫌で、
重荷で、
本当に心が辛い時は
耳を塞ぎたくなるような思いでした。 
 
 
祖母は私を思って
いろいろと
捉え方や考え方について
諭してくれます。
  
だけど
本当は人って、そんな時ほど、
教えてもらいたいわけじゃなくて
苦しみや悲しみを
わかって欲しいだけなんです。
  
  
そんな昔に比べたら
今わたしは随分と楽に、
楽しく祖母と会話が
できるようになりました。 
 
 
それはなぜか? というと  
「相手が言うことを
必ず守らなければいけない。」
    
という考えを手放したからです。 
 
-----–具体的には…---------- 
おばあちゃんはおばあちゃんの考え方があるし、価値観がある。 
わたしはわたしで大切にしたい考え方や価値観がある。 
 
おばあちゃんの言うままにはできないし、恐らくしないけれど、
おばあちゃんとの交流の中で
「それは名案!」
と思えたことはぜひ
人生の参考にさせてもらいたい。
  
一度きりだもの。私らしい人生を楽しませてね。 
 
一時的に私が
苦しく悲しくみえても、
乗り越えて私はきっと幸せを実感できるから。
  
信じていて欲しい。
---------------–
 
このような思いを心で唱えて
祖母を始め、
親とも関わるよう心がけました。
 
  
そして、
自分の苦しみや悲しみを
その人たちにわかってもらおうと
躍起にならず、 
ちゃんと理解してくれる
カウンセラーに
わかってもらいました。
 
 
そして、最終的には
私が自分のことを
わかってあげることが
できるようになったのです。
 
 
だから、
祖母は昔から変わらないままで
私に教えを説いてくれていても、
今は その姿が
愛おしく、ありがたく、感じます。
  
おばあちゃんの
一言一言を心の中に
思い出として残しておきたいです。
 
 
こうやって、
身近な人に不快を感じる機会が
格段に減ると、
それまでは感じなかった人を
愛おしく思う感情が湧いてくることがあります。
 
 
それは同時に
自分に対しても愛おしい気持ち 
(自分のことを労わり大切にする気持ち)
で生きられている。 
ということを裏付けてくれる
幸せな気づきなのかもしれません。 
 
 
 
もっともっと、
長生きして欲しいです。 
   
まだみんなで一緒に居たいよ。 
 
おばあちゃんと笑いあえる日が一日でも増えていきますように。 
 
  
 今月は敬老の日もあるので何か気持ちを伝えたいなぁと思います(^-^) 
 
 
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