2016.09.13 投稿者:JTC-出口 さゆり
113-お母さんはがんばってる
こんにちは。
日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの出口さゆりです。
先日、近所にある温泉に入ってきました。
人も少なく、施設もそれほど大きく無いので、人との距離も割と近いです。
その日は、子どもを二人連れたお母さんと入浴タイミングが同じでした。
子どもがはしゃぐ声で私も楽しくなり
「子どもはありのままで良いなぁ」
なんて目を細めていたら、
「そっちへいかないの!!」
「ダーメ!(怒)」
「もう、連れて来ないよ!」
と、お母さんの低い声がお風呂場に響き渡りました。
私は内心…
(怖い。。)
と、ビクビク…。( ゚д゚)
気分を変えて、
露天風呂に行ってボーっと空を眺めていたら、
そのお母さんと子どもさん二人がきて一緒に入浴をしました。
お母さんは先ほどの様子と少し違い、子どもさんに対してとても優しい眼差しで楽しそうでした。
ギュッと抱きしめたりもして(^_^)
その表情をみたとき、私はハッとしました。
(そうか、お母さんは子どもが心配だったんだ。
子どものことが嫌なんじゃなくて、大好きで心配だから声を荒げてまでも厳しく注意をするんだ。
そうだよなぁ。
滑って転んだら頭打って危ないし、
知らない人に声かけられて連れて行かれたら嫌だし、
何より目を離した隙に溺れてしまうこともあるし、、)
こんなことを頭で考えて、
そのお母さんに
「(いつも、おつかれさまです)」
と、心で伝えて微笑んでいました。
そしたら、子どもさんが私に近寄ってきて、
「どうしたの?泣いてるの?」
と、声をかけてくれました。
「ううん、ないてないょ〜(^.^)」
と反応したら、その子は嬉しそうに、
「ねぇ!見ててねぇ(^o^)」
と、お風呂の中をスイスイと手をかきながら(泳いでるつもりなのかな?)歩いて見せてくれました。
「(かわいい…)」
子どもって本当にありのまま。
ありのままで素晴らしい。
元気や優しさをくれる。
それを見て、お母さんも微笑んでおられました。
***
きっと世のお母さん方々は、
ご自身のお子様が大切でだいじで、
だからこそちゃんと育てたくて護りたくて。
それでいて、
要求や欲求をダイレクトに伝えてくるお子様に対してどう関わってあげたら良いのかわからなくて困惑して。
結果、大きな声で怒ったり、叩いたりして何とか躾けようとがんばっておられたり、
ご自分が厳しく育てられたことが苦しかったからこそ、子どもには甘えさせてあげたくて言うべきことを言えなかったり…
そして、家事もあるし、旦那さんとのこともあるし、両親や親戚づきあい、ママ同士のコミュニティ、学校や保育園幼稚園との付き合いもあるし…
もう、目まぐるしく毎日が過ぎて行かれると思います。
だから、わたしは声を大にして言いたい。
「世のお母さん、本当に毎日、おつかれさまです!!!」
そして、私のお母さん、
「小さな頃から毎日毎日、ありがとう!!!いつもおつかれさま!」
さらに、
お母さん方々の周りに居る皆さん!
お母さんが子どもに声を荒げていたら、
ぜひ、お母さんを労って差し上げてください。
「いつもありがとう。大変だね。
おかげでこの子達の笑顔が見られるよ。
ほんとにありがとう。おつかれさま。」
言葉にできないのなら、
労わる気持ちを少しでも持って見守って差し上げて欲しい。
そうやって、優しい気持ちで、
お互いを助け合える社会に私は生きていたいと思っています。
そのためには、多くの人の力が必要です。
コツコツと、自分ができることからやっていきたいと思います。
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