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日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン　《vol.27》
～自己受容の先に～
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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日々の生活の中でいろんなことを考えたり、感じたりするうちに、私たちはさまざまな自分に出会います。
「こんな自分は好き！」
「私にも、こんなところがあったんだ！」
自分の肯定的な部分に出会ったとき、喜びや感動、自分の可能性が広がりを感じて、生きる力がムクムクと湧いてきます！
しかし、自分の好ましくない部分に出会ったときはどうでしょう？
仕事や勉強が思い通りにできない、人づきあいが上手にできない、子育て、夫婦関係がうまくいかない、誰かを羨んだり、怒ったり、嫌悪する自分・・・
そんな自分に出会ったとき、私たちは心が動揺し、自分自身にことのほか厳しくなってしまいがちです。
「こんな自分はダメだ、愛されない、認めたくない」
このような、自分を否定し批判する声が内面で響き、今までOKだと思えていた部分はどこへやら、嫌なところだけが大きくなり、どんどん自信がなくなってしまいます・・・。
前回は、そんな自分自身を心から受け入れる、「自己受容」の方法をひとつご紹介しました。
あなたの嫌いな部分、好ましくない感情のそばにそっと座るように、寄り添ってみる・・・
この世にたった一人の大切なあなたを、無条件に受容しましょう。
そんなお話でした。
自分自身をありのまま受け入れ、心の底から許す時、どんなことが起こるのでしょう？
今日は、私の自己開示を例としてご紹介しましょう・・・
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以前の私は、仕事において他者と比較しては自分をコテンパンに責め、余計に自信を持てない、苦しい時期がありました。
「私はまだまだ駄目だ、自分に自信がない、早く自信を持たなければならない」
自信がないだけでなく、自信がないこと自体が、最大の悩みでした。
そんなある日のこと、とある勉強会で、長い間自分を苦しめていた状態から抜け出すことができました。
それは、「自信がなくても、いいんじゃない？それもあなた自身でしょう？」という参加者の一言でした。
自信がない自分を受け入れる・・・考えたこともありませんでした。
今まで、「あなたは大丈夫、自信持って。」と言われることはありましたが、「自信なくてもいいよ。」と言われることはありませんでした。
「自信、なくてもいいんだ・・・」
そう、心の底から思えたとき、涙と笑いが込み上げる中、私は自分自身が解き放たれ、心から自己受容することができました。
そして、不思議なことに、その日から、少しずつ、自分に自信が持てるようになったのです！
自信がない自分を受け入れた瞬間、自信が持てるようになる・・・
一見矛盾しているようなこの体験、この時、私の内面で何が起こったのでしょうか？
今までの私は、自分の能力のなさを認識してはいましたが、受容する代わりに、何とか能力をつけようともがいていました。
自信が持てない自分を認識してはいましたが、受容する代わりに、何とか自信をつけようともがいていました。
この日、私は、もがくことをやめ、「能力のない私」も、「自信が持てない私」も、まるごと受け入れたのです。
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自分のある側面を受容するだけでなく、そこに生じる感情や思考のすべてを受容できたとき、人は心から安心し、「自分はこれでいい」と許すことができます。
その結果、「こんな私だけど、それでいい。こんな私で生きていく！」という、「自己肯定感」が生まれます。
今の自分を「これでいい」とありのまま肯定する「自己肯定感」は、人に生きる力をもたらします。
ありのままの自分らしさを解放し、自分の持つ能力を最大限発揮することができるようになります。
自己受容ができるようになると、「自己肯定感」が育ちます。
もし、あなたが、日々の体験の中で新たな自分に出会い、ネガティブな感情や考えが浮かんだ時、
嫌な自分も、そんな自分を「嫌だ」と思う自分も、まるごと受け入れてみましょう。
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今日は、自己受容の先にあるもの、自己肯定感についてお伝えしました。
自己肯定感は、自己受容と同様、人によってはとても難しいものですが、少しずつ育むことができます。
まずは、そのまま、受け入れること、自己受容から始めましょう(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
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