2015.09.17 投稿者:JTC
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.28》 ~自己受容ができないとき~
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.28》
~自己受容ができないとき~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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前回は、自分自身をありのまま受け入れる、「自己受容」と、その先にある「自己肯定感」についてお話しました。
メールマガジン配信後、皆さんからお声がけをいただき、自己受容がどれほど大切なことであるか実感しました。
その一方で、大切なことだとわかっているのに、なかなか自己受容できない、その難しさについてもしみじみと実感いたしました。
どうして、人はなかなか自分を許せないのでしょうか?
そして、どうすれば、自分を許すことが出来るようになるのでしょうか?
今日はそんなお話をしましょう…。
あなたの気づきにつながりますよう、綴っていきます。
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人が自己受容できないとき、内面では何が起こっているのでしょうか?
たとえば仕事や勉強がうまくいかないとき、人づきあいがうまくできないとき、家族関係に悩むとき・・・
「まだまだ休んじゃだめだ、もっと努力しなければ」
「うまくできない、私はだめだなぁ」
「こんなんじゃ認めないぞ」
あなたの内側で、あなた自身を責める声が聞こえてきませんか?
たとえば誰かが成功したときや、誰かが幸せそうにしているとき・・・
「あの人に比べて私なんか全然だめだ」
「あの人は幸せなのに私は・・・」
あなたの内側で、誰かとあなたを比較してあなたを責めたり、あなたを批判する声が聞こえてきませんか?
この声の持ち主を「批判家」といいます。
批判家は、何かあるとすぐ、どこからか顔を出し、内側で声を張り上げます。
時には強く責めたて、時には冷たく嘲笑います。
批判家の言うことは、なんだかとても理にかなっていて、説得力があるように聞こえます。
たとえ周りの人たちが自分をほめたり励ましていても、批判家の声は強力で、私たちは他者の賞賛や励ましを受け取ることができません。
また、私たちがどんなに努力を重ねても、どんなに成果を残しても、批判家が出てきたら、かないません。努力も成果も水の泡です。
批判家の声に、私たちはどんどん自分を責め、自信を失い、自己受容から遠のいていまうのです。
批判家が出てきたとき、私たちはどうすればよいのでしょうか?
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批判家の声が聞こえたときの対処法はいくつかあります。
今日は2つ、ご紹介しましょう。
1つめは、「批判家の存在を認めたうえで、声を受け取らない」ということです。
これはどういうことかというと、あなたの中にいる批判家に、「批判家さん、こんにちは。そこにいるのですね。」と声をかけ、その存在を認めてあげましょう。
そのうえで、批判家の言うことを、鵜呑みにしないことです。「批判家さんは、そう思うのですね。でも、私はそう思わないのです」と返します。
イメージは、家の外で聞こえる「石焼きイモ~」という焼き芋屋さんの声を、「あぁ、焼き芋だな・・。でも今はほしくない」と、聞き流すイメージです。(*^^*)
2つめは、「寝る直前は、自分自身をねぎらう」ということです。
批判家は、何かあった時だけでなく、寝る直前にも顔を出すことがあります。寝る前は、マイナスの方向に物事を考えがちです。
でも、眠るとき、私たちが集中することはひとつだけです。それは、「安眠」です。安眠のほかにすべきことはひとつもありません。
ですから、お布団に入った時、もし批判家が顔を出したなら、「批判家さん、おやすみなさい」と声をかけ、批判家にも眠ってもらいましょう。
そして、「あぁ、今日もよく頑張ったな。明日もいい日になりますように」と、今日一日よく頑張った自分をめいっぱいほめて、一日の労をねぎらい、眠りにつきましょう(*^^*)
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いかがでしたか?
実は私にも、強力な批判家さんがいます。ときどき顔を出し容赦なく私を責めますが、この方法は効果があります。
もしよかったら、おためしください(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
お読みいただいてありがとうございます。
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