2017.03.09
投稿者：JTC-礒田修幸
ＪＴＣメールマガジン[バックナンバー]《vol.112》～その気持ちと向き合い寄り添う～小沢美恵
日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン
《vol.112》～その気持ちと向き合い寄り添う～小沢美恵
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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先日、草間彌生さんというアーティストの個展を新国立美術館に観に行ってきました。
黄色に黒のドットのカボチャの絵が有名で、見たことのある方も多いと思います。
圧倒的なパワーを放つ草間さんの作品は、生命力の塊のようでした！
でも、以前の統合失調症などで苦しまれていた頃の作品には、その色調とモチーフに、草間さんの心の叫びや抜け出せない、追い詰められるような苦しみが率直に表現されているようで、ここを通り抜けた人の放つ生命力が、今の作品に現れているのかなあ～と、感動しました^o^
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ネガティヴな気持ちと向き合うって、勇気が要ります。エネルギーも要ります。そして何よりも、そのネガティヴな気持ちに落ち込んだら、もう二度とそこから抜け出せないような、今の自分を失うような( ちょっと大袈裟でしょうか？ )恐怖がある人もいるかもしれません。
私がカウンセリングを受け始めて何度目かの時に、今まで絶対向き合おうとしなかった長年抱えていた”怒り”の気持ちと向き合うことになりました。
その”怒り”に気が付いてしまったら、私の今の生活がなくなってしまうような恐怖を無意識に感じていて、向き合うことができませんでした。
でも、もう、それを無視することもできなくなっていました。その怒りは真っ黒なものでした^^; ドロドロしてました(汗)
私が怒りで身体を震わせ、涙を流したカウンセリングの後で、カウンセラーさんが言いました。
「辛いかもしれませんが、今は何か他のことをして、気持ちを晴らすような行動をとらずに、ただただその気持ちと一緒にいてください」
頑張りました^^; 約一週間、そのドロドロを感じて生活しました。ドロドロが心の中で渦を巻いていました。
ですが…
しばらくすると、だんだんとそのドロドロから抜け出してきている自分を感じるようになり、いつの間にか心に充満していたドロドロが小さくなっていきました…
そして、ついには、心をえぐられるような生々しい怒りが、少しだけ過去のものになっていきました。
気持ちと寄り添う…
これは自分が本当の自分と繋がることです。
自分の苦しみを一番分かってほしい人は自分自身なんです。
苦しみや悲しみを感じないように、感じないように…と私たちは頑張ってしまいますね。
怖いですもの。
私がこの経験から学んだことは、ネガティヴな気持ちと向き合い寄り添うと、しばらくは辛いけど、必ずそこから抜け出せ成長できるという確信でした。
今の私は、何か課題が見つかると、その気持ちと向き合うことが、辛いけど、少し楽しみでもあります。
向き合った先にはどんな自分がいるのかな…?と^_^
何度も何度も向き合って、いつか草間さんのようなパワフルな生命力を放つことができるようになれたら、ステキだなとも思います。
そして、みなさんが色んな気持ちと向き合おうと思う時、少しでも安心して向き合えるお手伝いができたら幸せです(^ ^)
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いかがでしたか？ 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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メール:m.ozawa@jtc-web.jp
小沢美恵
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