2017.04.28 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.119》~クライエントの安心~橋本杏子より
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.119》~クライエントの安心~橋本杏子より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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先日、カウンセリングの勉強会のために、
カウンセリング場面を録音しました。
私がクライエント役として話し、仲間がカウンセラー役として話を聴いてくれました。
勉強会では、その録音を再生し、あらかじめその一言一句を紙に書きおこしたものを皆で読みながら、カウンセラーの適切なかかわりについて検討していきます。
来月、その検討会で私の声が流れることになっています。
その録音の際、気づきがありましたのでご紹介したいと思います(^-^)
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目の前には勉強仲間がいて、二人きりで録音をしていたのですが、そこには、来月皆が聴くことを前提としている私がいました。
心のどこかで
「あとで皆と一緒に聴くんだな」
と思ってしまい、ついつい無難な言葉を選んで話す私がいました。
本当に言いたい言葉ではなく、皆で聴いても恥ずかしくない言葉を話す私。
本当に深めたいテーマがあるのだけど、そこには行かないように、抵抗してコントロールしようとする私…。
私にとって、後で皆と共にひと月前の自分の声を聴きながら検討する、そのためのカウンセリングは、なんだか恥ずかしくて、安全、安心を感じられず、のびのびと表現することができないのだと気づきました。
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カウンセラーは、クライエントに安心してのびのびと話してもらうために、安全なカウンセリング場面を作る努力をします。
秘密を守るお約束をしたり、話を聴きながら受容と共感を伝えていきます。
ここではどんな話をしてもいい…
クライエントは、その場が安全だと感じることができて初めて、内面を深めながら、のびのびと話すことができるのですね。
どんな高度なテクニックよりも、まず第一に安心、安全な場面作り、温かい心のやりとりが大切なのですね(^-^)
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ちなみに、10分間の録音の後、カウンセラー役の仲間に、私は言葉を選んでいたことと、本当に言いたかった言葉を伝えました。
なんだか嘘をついているようで不誠実な気がしたからです。
どうやらその方も、私が言葉を選んでいることになんとなく気づいていたようでした。
その後少しの間、お互いにありのまま語り合いました(^-^)
本当の思いを出すことができて、安心する自分に気づくと同時に、あらためて、カウンセリングの奥深さ、人の心の奥深さを感じました。
これからも、学びは続きます(o^^o)
いかがでしたか?
今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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メール:k.hashimoto@jtc-web.jp
橋本杏子
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