2018.06.22 投稿者:JTC-礒田修幸

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.174》~父~ 小沢美恵より

 

日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン

《vol.174》~父~ 小沢美恵より

★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識

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日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

 

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大阪府北部地震、大変でしたね…
被害にみまわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 
私はこの二日間は実家に帰りました。

父が手術をするため、少しでも元気になってもらえたら…との思いで帰省しました。

今までも小さな手術をしてきましたが、今回は身体の一部を失う大手術なので、父はきっと不安だろうと思ったのです。

 

 

言葉少なですが、一言
「 大丈夫かな…」と、心細そうです。

 

 

失う不安、新たな身体で生きる不安、果たしてこれで治ってくれるだろうか…という不安。
色んな複雑な思いでいるであろうことが、伝わってきます。

 

 

今まで当たり前にあった自分の身体の一部を失うとは、どういう思いだろう…

思いを馳せますが、怖いだろうなあ、とは思うのですが、私の中ではなかなか実感が湧きません。

 

 

不安な様子を見せながらも、穏やかに入院先の看護師さんに気を遣う父。

見兼ねたように、とっても優しくて明るい笑顔の看護師さんが

「 痛い時は絶対に我慢しないで、なんでも言ってくださいね。思いっきり我儘言ってくださいね 。」

と言ってくださいました。

 

 

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父はこれまで我儘を言ったことがあっただろうか…

辛いことも、苦しいことも、悲しいことも、
グッと静かに抑え込んで、黙って生きてきた父。

我儘になることは父にとって、とても難しいことなのだろうなと私は感じていました。

 

 

我が儘、わがまま…自分のまま。

ありのままの自分でいられない父の様子には、看護師さんも、鋭く気付いてくださったことに感謝でした。

 

 

そんな父に、私が我儘に伝えたい思いがありました。

ありのままの私は、正直、言葉少ない父の複雑な気持ちはよくわからない。

でも、自分自身に少しでも優しくなって欲しい、これから新しい身体で生きていく希望を持って欲しいという父への思いがありました。

 

 

なので、つい…

「 お父さん、明日には無くなっちゃう大切な身体の一部だけど、今まで頑張ってくれて、ありがたかったね。ありがとうだね。新しい身体にはよろしくだね。」

と、半ば無理やり伝えました。

 

 

「 そうだなあ。感謝したことなかったなあ。
感謝しなきゃなあ。」

と、笑顔が返ってきました。

 

 

こうやって、また気を遣う父ですが、でも、これも父。

いつの日か、ありのままの父に会えるかなあ、
会えたらいいなあ、と思った2日間でした。

 

 

 

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いかがでしたか? 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた、来週お会いしましょう。

 

追伸

 

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