2018.07.05 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.176》~娘の摂食障害⑤~ 小沢美恵より
日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン
《vol.176》~娘の摂食障害⑤~ 小沢美恵より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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私たち両親のカウンセリングが、進んでいく一方で、娘は人生最高(たぶん(^_^;))の反抗期に突入していきました。
カウンセラーさんや心療内科の先生にも、摂食障害自体、極端な反抗期とも言えます…と言われていました(>_<)
私たちがカウンセリングを受けてはいましたが、娘自身は病院に通ったり、栄養士さんにお会いしたりして、体重や栄養管理をしなければならなかったのですが…
これが、それはそれは大変でした!
私が病院に付き添うのですが、私の存在は娘にとって、「 コントロールする 」存在だったようです。
私の娘への心配はコントロール。
栄養士さんに言われた通りの食事を娘に作ることもコントロール。
病院に行く時間だから…と準備を促すのもコントロール。
「 私はあなたたちにこれ以上コントロールされたくない!コントロールされるくらいなら、一人でどこかに行ってしまいたい!」
と泣き叫んで走って逃げ出します。
その度に、この外国の地で、娘が本当にどこかに行ってしまいそうな恐怖で、必死で追いかける私。
私の腕は、家で猛獣を飼っているの!?というくらい、の引っかき傷でいっぱいになりました。
今までのいい子な娘とは思えない、言葉には言い表せない反発の気持ちの表現だったと思います。
後に娘は笑って
「 あの時は、後ろにママの姿が見えないと、影に隠れて追いかけてくるまで、待ってたんだよ~~ !だって、本当は迷子になったら困るなあと思いながら走ってたもん 」
などと、バラししてくれましたが…(^_^;)
でも、娘の「 これ以上コントロールされたくない!」という、当時の叫びは、どうにもならない心の叫びだったんだと思います。
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私の弱さを知っていた娘。
鬱のようになって、不幸な顔をしていた私。
ストレスをいつのまにか、子どもたちに向けていた私。
日本に帰りたい…と呟く私に、娘は抱きついて、「 行かないで~! 」と泣いていました。
私の気持ちは本当に自分のことだけで、いっぱいいっぱいでした。
娘にとっては、ふっと自分の前から消えていなくなりそうな、危うい母親だったと思います。
母親の気持ちが自分に向いてくれないと感じる、娘の不安はどれほどだっただろう。
そんな私をどうにか幸せにしよう、気を引こうと、娘は小さい頃からずっと頑張ってきたのだと思います。
「 ママは将来、私に何になってもらいたい?」
「 ママが悲しいと私も悲しい 」
母親の幸不幸を自分の事以上に心配する娘になっていました。
それが、娘にとってはものすごく窮屈にコントロールされている感覚、まるで娘の全てを吸い取られるような感覚だったのだと思います。
12歳の娘がその思いを正確に私に伝えることは無理だっただろうし、また、娘がそれを正確に伝えることができたとしても、当時の私が本当に理解することはできなかったでしょう。
今の私は、娘の当時の思いは痛い程、理解できます。
今だから、当時起きていたことを、解釈できます。
娘が摂食障害にならなかったら、私がカウンセリングに出会わなかったら、私と娘がこんなに理解し合うことは難しかったと思うのです。
心理学を学んで、カウンセリングを受けて、自分の細やかな心の傷に気づけば気づくほど、他者の細やか心に気付けます。
それが、カウンセリング心理学だと思います^_^
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いかがでしたか? 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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