2018.07.12 投稿者:JTC-礒田修幸

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.177》~ウルトラ怪獣~橋本杏子より

 

日本心理カウンセラー養成学院

メールマガジン[バックナンバー]《vol.177》~ウルトラ怪獣~橋本杏子より

★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識

 

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日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。

今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

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4才の甥っ子は今、
ウルトラマンの怪獣がお気に入りです。

 

お買い物のついでに
数百円のウルトラ怪獣のフィギュアを
買ってもらって、
怪獣ごっこで遊ぶのが楽しいようです。

 

先日、
一緒に買い物に行き、
怪獣を選びました。

 

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私から見ると、どの怪獣も似ていて、
どれがどれやらわかりません。

 

正直、どの怪獣がカッコよくて、
どの怪獣が今ひとつなのかも
よくわかりませんが、

 

甥は瞳を輝かせ、
どれを買ってもらうか、迷っています。

 

10分ほど待っていたのですが、
なかなか決まらないので、
私も横から「これは?」「こっちは?」と尋ねていました。

 

ウルトラ怪獣には、ピグモンというコミカルな珍獣がいます。
良い怪獣で、人間の味方だそうです。
とても有名な怪獣ですが、なぜか甥っ子は持っていませんでした。

 

私は、
「ピグモンにしたら?」
と勧めましたが、
彼は手に取ろうとしません。

 

そこに彼の母(私の姉)がやって来て、
「ピグモン可愛いし、ピグモンにしよう?」
と声をかけました。

 

甥はピグモンをじっと見つめて、
戸惑っています。

 

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さらに姉がもうひと押しで、
「ピグモンは今日のあなたのお洋服と同じ色だね、一緒だね。これにしよう?」

「ぼくと一緒?」
お母さんにそう言われて、
甥もピグモンを手に取りました。

 

結局、その日の怪獣はピグモンに決まりましたが、その態度に、私はなんだか引っかかっていました。

 

姉が少し離れている時、甥は私にポツリとこぼしました。

「あのね、ピグモンは怪獣に石をぶつけられちゃうの。」

ピグモンは良い怪獣なのですが、
小さくて、ほかの怪獣に石をぶつけられてしまうお話があるのです。

 

 

甥は、ピグモンは好きだけど、
そのエピソードに心を痛めていたようです。

そうだったのか……。
そんな風に感じてたのね。

と、一連の彼の態度が、全て繋がりました。

 

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聴いてみないと、その人が何を考えているか、どんな思いでいるか、わかりません。

また、4歳児には4歳児なりの考えや気持ちがあり、その時その時、彼にとって最善の選択をするのですね。

しかし同時に、彼らの選択には多かれ少なかれ、親の影響が存在するのだということも、
あらためて思い知りました。

 

日々、勉強ですね。
子どもから教わることは本当に多いです。

 

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いかがでしたか?

今日もお読みくださりありがとうございました。

明日も良い日になりますように(o^^o)

 

 

追伸

 

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