2018.10.10 投稿者:JTC-礒田修幸

JTCマンスリーコラム[バックナンバー]《vol.9》~たち上がるもうひとつの物語~小川菊乃より

日本心理カウンセラー養成学院

マンスリーコラム 《vol.9》~たち上がるもうひとつの物語~

 

★月1回★
小川菊乃の『あなたのココロに届けたいメッセージ』

 

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日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの小川菊乃です。

 

強く、優しく、しなやかに、愛を持ち続けるためのヒントをお届けしたい… そんな気持ちいっぱいで綴っていきたいと思っています♪

 

今月も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

 

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皆さん 10月になりましたね。

 

何だか暑い連休でした(^_^)
調子くずされてませんか?

 

今回はバウンダリーのお話しは休憩です。

 
皆さん
『風の電話』って知ってますか?
東日本大震災で1200人余りの命が失われた岩手県三陸海岸を見下ろす丘にある、電話線の繋がっていない電話ボックスです。

 
電話線が繋がってない電話で誰と話しをするのか…

 

 

天国にいる大切な人と話しをするためです。

 
この電話ボックスを訪ねて来られる多くの方々は、震災で大切な人を失い、人生は真っ暗で、絶望しかないような毎日を過ごしていることが多いのではないかなぁ。。

 

 

孤独と不安と哀しみの物語を、震災以降生きている方々が多いと思います。

 

 

その『風の電話』を訪れるある家族のドキュメンタリーをみました。

 

どこにでもある、ごくありふれた、私たちと何ら変わらない普通の家族です。
震災でお父さんが亡くなり、突然、孤独と不安と哀しみの物語が襲いかかってきたのです。。

 

その家族が、震災後何年かたって、まず長男さんがひとりで。
半年後くらいに今度はお母さんと子ども達3人が『風の電話』でお父さんとお話ししていました。

 
その時、その電話でのお話しの瞬間から、孤独と不安と哀しみの物語と同時に刻まれていた、父亡き後、家族がみんなで支え合い、励まし合い、父を偲び、少しずつ前を向き歩み続けてきたという力強い物語が立ち上がってきたのです。

 
哀しみしかないと思っていた時間の中に、残された家族の力強い歩みがあったのだと、気づく瞬間です。
風の電話でお父さんと話すことで浮かびあがってきたのです。

 

カウンセリングをしていても、そんな瞬間があるなぁと思います^ – ^

 

 

強く心を打つ瞬間です。

 
真っ暗闇の中にいるような物語を生きている人にも、必ず、まだ立ち上がってきていない別の力強い物語があるはずです。

 

 

その物語を一緒に綴らせてもらえることは、私にとって、本当に幸せなことです(o^^o)

 

 

今月は余韻を残しつつこの辺りまで。。

 

 

深まる秋と、美味しい秋を楽しみましょう♪


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いかがでしたか?

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた、お会いしましょう。

追伸

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メール:k.ogawa@jtc-web.jp
小川菊乃

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