2009.07.09 投稿者:JTC-小川菊乃
3-「ささやか」ながら「しみじみ」と…
皆さん、こんにちは。 小川です。
毎日じっとり暑い日が続きますね… 梅雨はもう終わったのかな?なんて感じる今日このごろです。
先日、私の父は喉の手術をし、一週間ほど入院中です。
今日はそんな父のお見舞いに行き、しみじみ感じたことをお伝えしたいと思います。
父は喉を手術しておりますので声は出ません。会話は全て筆談です。
そんなわけで。。。お見舞いにいった私との会話となると、父にとっては大仕事のようでした。
どちらかというと感情を伝えるのが苦手な父が、しかも筆談で自分の思いを伝えるとなると
それはそれはストレスいっぱいになるのでしょうね。
それでもどうしても伝えたい思いがあったようです。
会話が始まってからしばらくは、眉間にしわがよっていました。
私はそんな父の非言語を自然に読み取っていたようです。
そのうち、筆談の内容を要約し、声に出して伝え返していました。
特に気持ちが出ている箇所は丁寧に行っていました。
そうすると、父の眉間のしわが、みるみる消えていったのです。
「自分の伝えたい思いがちゃんと伝わっている」という安心感が、父の様子から見て取れました。
こんなささやかなことで、父の気分は上々です。
私の心まで温かくなりました♪
これってまさに「傾聴」のなせる技ですよね。
最近「傾聴」という言葉は、心理学の世界だけでなく、企業の研修など様々な場面で
耳にするようになったと感じます。
そして先日は、親子の会話という身近な場面で実感することとなりました。
また1つ、心理学を学んでよかったと、「ささやか」ながら「しみじみ」と感じられる体験を致しました。
お父さんに感謝。。。です。