2012.10.17 投稿者:JTC-出口 さゆり
66-家族の存在。
出口です。
私にとって家族はとても大切な存在だ。
自分の過去と向き合う前は、家族のことを考えるとどっと疲れていた。
それと同時に、両親に対して
『もっと~~してくれたら…』
『もっとこうなったらいいのに』
そのような希望を抱いていた。
それを叶えようと、5年前までの私はもがき苦しんだ。
父がこう変わってくれたら。母がこうなってくれたら。
と、叶わない希望を必死に叶えようと懸命に生きた。
当時はそう生きることが私の人生だと受け止めていた。
ただ、心から胸を張って自分の人生を生きている感覚はなかった。
この家族に本当は感謝したい。
だけど家族の問題の中にいると、苦しい。辛い。もういやだ。だれもわかってくれない。
そう思って生きることが当然のように生きていた。
今振り返ると、その時の自分は自分のことよりも誰かのことで頭がいっぱいで、
擦り切れるくらい神経を使って、誰かのことをきづかっていた。
それと同じくらい自分に目を向けても良いことを知らなかった。
段々とその良さがわかり、とにかく自分を理解できる唯一の人に自分がなろうと
自分を理解することに専念した。
昔の家族関係を思い出し、昔の小さな私は何をこの目で見て、この心で感じていたのか。
何をそこで学んだのか。
ひとつひとつ私の人生を知っていった。
思い出すと辛い過去もたくさんあった。
しかし、不思議と涙を流せば流すほど心は軽くなっていった。
そうしたら、ある時から家族を変えようとは全く思わなくなった。
その心の状態は本当に心地いい…。
昔と変わらない母や父でも私は大好きで、感謝している。
数年かけて自分の心と向き合い、自分の過去を受け入れ、
『あ~、、、この人生で本当に良かったなぁ。幸せだったなぁ。』
そう心から想える日が来ると信じて歩いてきた。
その日は本当にきた。
だから、私は多くの人のそれを信じられる人でありたい。
歩きつづければきっと見えてくる、あなたが望む輝かしい未来が。
歩き疲れたら、ひと休みすればいい。
命ある限り、あなたの道はなくならないのだから。