2015.06.22 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.18》~自分に許可を与える~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.18》
~自分に許可を与える~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんにちは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの出口です。
毎週木曜の夕方に、
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
春の日差しが暖かく、日中の太陽はまるで夏の様で汗ばむほどでした。
急な暑さにご体調を崩されませんように…。
さて、前回は、人生の脚本についてお話しました。
少しおさらいです。
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交流分析では、
人生はひとつの脚本で、
そのストーリーを自分自身で作り、
私たちはその通りの人生を歩んでいる。
といわれています。
自分が幼い時の親や養育者からのかかわりから、自分のあり方はこれが最善!という行動を選び、
「私はこうやって生きていく!」と決断します。
あなたの人生はどんなストーリーでしょうか?
そのストーリーを気に入っていますか・・・?
もし、「本当は~~な生き方をしたいなぁ。」という想いがあるのでしたら、
人生を「今ここ」から変えることができます。
あなたの理想の人生は、どのようなストーリーでしょうか…?
一度、人生を脚本・ストーリーという視点で振り返ってみてはいかがでしょうか。
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というお話でした。
1週間、いかがお過ごしでしたか。
理想の人生は、見えてきましたか?
さて、私たちは
どの様に人生のストーリーを自分の中で作ってきたのでしょうか。
私たちが幼い頃、多くは親または養育者から言われ、
そして、成長していく過程では自分が自分自身に言っている、
「ダメ!ストップ!」を見つけることが紐解くヒントになったりします。
幼い頃…
「子供はあっち行ってなさい!」
「勝手な事をしないで、言われた通りにやっていればいい!」
「お友達は選びなさい。」
「遊んでばかりいないでお手伝いしなさい。」
「何をやってもダメね。」
「男の子だったら良かったのに。」
「子供のときはかわいかったのになぁ。」
等など。
あなたを育ててくれた人から、
言葉や態度でこのようなことを伝えられたことはありますか?
こうして言葉にしているだけでも、私は少し悲しくなってきます。
今ならわかります。
当時の親や養育者は何かを心配して、或いは何か不安に思って、言っていた言葉なのだろう…と。
しかし、幼い子どもにとっては、自分を育ててくれる人の言うことは絶対です。
お父さんにいい子だと思ってほしい、
お母さんに褒めてもらいたい、
そんな思いから、子供は一生懸命、言うことをききます。
そして、先ほど挙げた様な親や養育者のかかわりを受けて、
次のように捉えることがあると言われています。
「みんなと仲良くしちゃダメ」
「想像をふくらましてはダメ」
「楽しんだり、遊んだりしてはダメ」
「成功してはダメ」
「女であってはダメ」
「成長してはダメ」
等など。
それから、
たとえ言葉や態度で伝えられなくても、
両親が毎日忙しそうに働いているのを見て
「私はいなかった方が親は楽なんじゃないかな」と思ったり、
熱が出たときにはずっと傍にいてくれた、
優しく接してくれた、おいしいものを食べさせてくれた経験から、
「私は健康じゃない方がいい」等と捉えたりしていくことがあるといわれています。
では、大人になった今はいかがでしょうか?
こんなことはありませんか?
・大事なときにいつもお腹が痛くなる
・休みの日に休むと罪悪感が湧く
・楽しい雰囲気であるのに、何故か楽しめない
・言いたいことがはっきり言えない
・成功に近づいて順調に進んでいるけれど、最後は失敗する
・何か決定するときに、自分ひとりでは決められない
幼い頃、一生懸命親や養育者の言うことを聞いてきたけれど、
今は「~してはダメ」と自分で自分に伝え、
自分自身を苦しめている可能性があるのです。
《今ここから自分の選択で人生を変えることが出来る》
この視点でもう一度考えてみましょう。
ストップを自分でかけているのならば、
ストップを自分自身で外すことが出来るのです。
どの様にしていくか?
それは、、
まず自分で自分に伝えている「~してはダメ」に気づくことから始めます。
そして次に、本当に「~してはダメなのかな?」と、自分に問いかけ、許してみましょう。
自分に「~していいよ」と伝えていきます。
例えばこんな風に、
「私はみんなと仲良くしてもいいよ」
「私は豊かな想像をしてもいいよ」
「私は楽しんだり、遊んだりしてもいいよ」
「私は成功してもいいよ」
「私は女の子らしくしてもいいよ」
「私は成長してもいいよ」
等など。
そして、もう一度自分自身に問いかけます。
「私はどんな人生を生きていきたい?」
ストップをかけているご自分に気づいたら、
そのストップを外すために、許すことをしてみると本当に生きたい人生が見えてきたりします。
その積み重ねで、あなたらしい人生が目の前に広がることでしょう。
この様にして、
自分の人生のストーリーは自分自身が決めたと捉えて、
「今ここ」で自らの決断によって、人生のストーリーを変えることが出来るのです。
人生って、、、決断の連続だなぁと私はしみじみ思います。
自分や周囲の幸せに向かう決断をしたいものです…。
次回は、“絵を描いて未知なる自分に気づく…”といわれている、
アートセラピーについてお話ししていきたいと思います。
私は、明日は海に出かけてのんびりと心を休めよう!と計画しています。
(あっ!これも決断ですね!)
では、豊かな週末をお過ごしください。
出口さゆり
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