2015.06.22 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.23》~ねばねばについて考える~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.23》
~ねばねばについて考える~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今週は、配信サーバーの不具合により一日遅れの本日配信となりました。
昨日楽しみにお待ちくださっていたかと存じます。
お待たせ致しましたこと心よりお詫び申し上げます。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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今日は、時として私たちを苦しめる、「ねばねば」について、お話したいと思います。
ねばねば、といっても納豆やオクラのことではありません(^-^)
~あらねば、~せねば
の「ねば」です。
会話や心理カウンセリングの中で、よく耳にするこのフレーズ…
例えば
「もっと頑張らなければいけない」
「勉強しなきゃいけない」
「もっと優しくすべき」
「私がやるしかない」
こんな感じでよく使われます。
この~あらねば、せねば、という考えは、私たちが社会で生きるうえで、ある程度必要なことです。
法律は守らねばならないし、働かねばお金が得られません。周りと協調せねば孤立してしまいます。
そう考えると、「ねばねば」も、ある程度は必要なのです。
しかし、度が過ぎると私たちをがんじがらめにしていきます。
なぜなら、「~あらねば、せねば」が増殖すると、私たちは、「自分が本当にしたいこと」や「自分の本当の気持ち」に気づくことができなくなるからです。
そればかりか、やがて、「せねばならないのにできない自分」を責めていくことになるのです。
真面目で一生懸命生きている人ほど、この「ねばねば」にとらわれているのではないでしょうか。
必要以上の「ねばねば」から解放され、清々しい気持ちで日々を過ごしたいと思いませんか?
こんなワークをしてみましょう・・・。
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①あなたは今日、何回、どんな状況で、「~あらねば、せねば」と考えたか、ふり返ってみましょう。
職場で、家事の最中、テレビを見ているとき・・・どんな状況で、どんな「ねばねば」があったでしょうか?
―たとえば私は、数年前から、一日に何度も「心理学の勉強をもっとしなければ・・・」と考えていました。
そして、思うように勉強できない自分をいつしか責めるようになりました。よくよく考えてみると、私は仕事の場面で「ねばねば」が出やすい傾向にあると気づきました。-
こんなふうにふり返ることで、自分の傾向に気づくことができるでしょう。
②次に、本当にそれはあなたにとって、「あらねば、せねばならないこと」なのか、吟味しましょう。
意外と「別にしなくてもいいこと」かもしれません。
さらにそれが、実はせねばならないことではなく、「自分が本当にしたいこと」だと気づいたら、あなたはきっと驚くと同時に、さまざまな肯定的な感情を体験することでしょう!
―たとえば私は、ある時思い出しました。初めて心理学に触れた時の気持ち。
「心理学って面白いな。もっと心理学を学びたい!将来、心理カウンセラーになりたい!」そう強く思ったのです。
「心理学を勉強せねばならない」のではなく、「学びたい!」という、本当に私がしたいことだったのです。そのことに気づいた時、なんだか可笑しくて、嬉しかったのを覚えています。そして今では、毎日楽しく心理学を学んでいます。-
今、あなたがとらわれている「ねばねば」も、深めてみると、意外と少ないかもしれません。そして、実は「本当にあなたがしたいこと」なのかもしれませんよ。
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今日は「ねばねば」についてお話しし、ふり返りのワークをご紹介しました。
よかったら、深めてみてくださいね(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
お読みいただいてありがとうございます。
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