2015.09.17 投稿者:JTC
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.30》 ~インナーチャイルドとつながるために~
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.30》
~インナーチャイルドとつながるために~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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前回は、内的世界に住む、私たちの感情の持ち主、インナーチャイルドのお話をしました。
インナーチャイルドはいつもあなたとともにあります。片時も離れることはなく、あなたの中に存在して、「嬉しい、楽しい、悲しい、さみしい、」そんな風に感じたことを伝えてくれます。
インナーチャイルドの声に耳を傾け、今、ここで自分が何を感じているかに気づくことができたら、一瞬一瞬の自分を大切に、ありのままの自分を表現でき、私たちの人生は豊かに彩られていきます!
でも、心理学を深めることで初めて知った、インナーチャイルドの存在…その姿、声はかすかで、なかなか実感することもできないみたい…。
そんなインナーチャイルを感じるために、今日は内的世界でのインナーチャイルドの様子を深めていきましょう。
あなたとあなたのチャイルドがつながるよう、私もまた、チャイルドを感じながら綴っていきます…。
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インナーチャイルドは、あなたの内的世界で、あらゆる体験に対して、いろんなことを感じます。
(お腹がすいたな…)
(おふとんが気持ちいいな!)
(暑いな、寒いな)
などの単純な感覚はもちろん、
日々の生活の中での出来事に対して、
(うふふ、嬉しいな(*^^*) )
(ルン♪心が弾むよ( ´ ▽ ` ) )
(えー!腹が立つなぁ(>_<) )
といった生々しい感情も、インナーチャイルドが感じています。
これらの感覚や感情は、私たちに比較的伝わりやすいものです。
それに対して、
朝起きた時、夜眠る前、ひとりでいる時、誰かと衝突した時、
(なんだかモヤモヤする…(´-`))
(なんだかわさわさする…(-。-;) )
(よくわからないけどなんか…(。-_-。) )
という言葉では言い表せない、意味ありげな感覚も、インナーチャイルドはひとつひとつ、豊かに感じていますが、忙しい生活の中で、これらの繊細な感情、感覚は私たちにはなかなか伝わりにくいものです。
その結果、私たちは「何も感じない。インナーチャイルドの声は聴こえない。私のインナーチャイルドは何も感じてないのだろう。」と結論づけてしまいます。
伝わらなかった感情は、インナーチャイルドがずっとひとりで抱えたまま過ごすことになります。
伝わった時、伝わらなかった時、インナーチャイルドは、どんな気持ちでしょうか?
イメージしてみましょう…。
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あなたにもこんな経験はありませんか?
幼いころ、さみしい気持ちや嬉しい気持ち、ありのままの感情に、ご両親や周りの大人が気づいて寄り添ってくれたこと。ありのまま認めてもらえて、安心して、心地よくなった思い出…。
幼いころ、ご両親や周りの大人に、自分の気持ちを一生懸命伝えているのに、うまく伝わらなくて、その結果、「何を言ってるのか分からない」と言われてしまった思い出…。
「わかってもらえない…。」
伝えられない気持ち、わかってもらえないやるせなさ、孤独に包まれながら、いつしか伝えることをやめてしまった…。
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今、あなたが、もしもインナーチャイルドの声が聴こえないなら、インナーチャイルドは、きっとさみしい気持ちでいます。
聴いてもらえないさみしさを抱えながらも、あなたに気づいてほしいと願っているのです。
また、あなたが長い間、インナーチャイルドの声を聴いてこなかったとしたら、インナーチャイルドの孤独も長かったといえます。そんなチャイルドは、臆病になり、なかなか姿を見せないかもしれません。
諦めず、ゆっくりと関係づくりをしましょう。
その関係づくりの第1歩として、前回は、優しい言葉をかけることをご紹介しました。
1週間、いかがでしたか?
存在を感じるまでに、個人差があるので、この段階で数ヶ月かかる方もいらっしゃるでしょう。
今日は、その次のステップ、「一緒にいること」をご紹介します。
あなたがもし、なんとも言えない感情、感覚のしっぽをつかみそうになった時、インナーチャイルドに声をかけ、お腹を撫で、一緒にいてみましょう。
「私はここだよ。あなたと一緒にいるよ…」
「大丈夫だよ。私は味方だよ…」
モヤモヤとした感覚を感じているインナーチャイルドは、とても怖い思いをしています。ですので、あなた自身が、味方となり、優しい気持ちでただ、一緒にいることを伝えることが大切です。
まだ、2人の関係ができていないのに、焦ってしまうとうまくいきません。もっと深く感じようとしたり、原因を追究したり、無理にポジティブな方向に差し向けたりすると、チャイルドは一目散に逃げていくかもしれません(>_<)
ただ、一緒にいる…
まずは、そんな優しい存在になることを心がけましょう。
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いかがでしたか?
ちなみに私がインナーチャイルドの存在を学んでから、実際につながるようになるまで、かなりの時間を要しました。最初は私自身が、泣いているチャイルドの存在を認めることができず、チャイルドには辛い思いをさせてしまいました。
それでも、カウンセラーのサポートもあり、少しずつ私たちの関係が深まり、つながれるようになりました。
今では大切な存在として、ともに仲良く過ごしています(*^^*)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
来週また、お会いしましょう。
橋本杏子
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