2015.09.17 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.34》 ~こころアンテナを張って~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.34》
~こころアンテナを張って~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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今日は8月20日、お盆が過ぎて、ふとした瞬間急に涼しさと共に過ぎ行く夏の気配を感じる…そんな時、私はなんだか少し寂しい気持ちになります。
それは、大好きな夏休みがもうすぐ終わってしまう、そんな幼い頃に感じた寂しさを、大人になった今も、再体験しているのだと思います。
あなたはこの季節、どんな気持ちで過ごしていますか?
今日は、そんな寂しさを、今まさに感じているであろう、子どもたちのお話です…。
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子どもたちにとって、夏休みは一年で一番長い休みで、旅行、遊び、プールと大忙し。元気に駆け回り、楽しい夏を過ごします。
そんな夏休みが終わるこの時期、やり残した宿題への危機感と、過ぎ去る楽しい夏への名残惜しさに、憂鬱な気持ちになる子どもたちも、多いのではないでしょうか。
そして、いつもの生活に戻っていくわけですが、夏休みや春休みの、長期休暇が終わるこの時期、子どもが自らの命を絶つのが最も多い傾向にあるという内閣府の調査結果が報告されています。
いじめなど、学校生活に問題を抱える子どもは、長期休暇に入ると、辛いいじめから解放され、ひとときの安心を得ることができます。
しかし、休みが終わることで、再び辛い学校生活が始まってしまう…そのストレスに押しつぶされ、9月1日、命を絶つのだろうと、専門家は話します。
また、「休みが終わって、もしかしたらいじめっ子は自分のことを忘れてくれているかも」という淡い期待が打ち砕かれ、再びいじめが再開した時、「もう、ダメだ」と、心が折れてしまい、死を選ぶこともあると言います。
どちらにせよ、いじめから救われるために、自殺をするしかないのでしょうか?
いじめを苦に自殺した、というニュースを見るたび、悲しい気持ちになります。
そんな悲しい選択を子どもがする前に、周りの人が救いの手を差し伸べて、なんとか小さな命を守りたい、それはその子どもの家族、教師はもちろん、きっと、直接かかわりのない、私たち多くの大人たちの願いではないでしょうか。
子どもは、子どもの世界を一生懸命生きています。
そこにはさまざまな事情が存在していて、大人と同じように、子どもなりに複雑な思いを抱えながら暮らしているのです。
ただ、大人と比べて判断力も、経験も、生活力もなく、だからこそ、葛藤したり、気持ちをすり減らして、毎日を過ごしているのかもしれません。
何か悩みがあったとしても、
親や家族に心配かけたくない…
親は、先生は、わかってくれないかもしれない…
誰かに相談したら、そのあとどうなるのかなぁ…
そんな風に、独りで抱えこんでしまう子どもの小さな心を、私たちはどうすれば救うことができるのでしょうか?
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こんな話を聴きました。
ある女の子は、学校で悩みを抱え、モヤモヤと憂鬱な気持ちで、帰宅したそうです。
親に相談する気にもなれず、なんとなく黙っていると、父親から、
「林檎、食うかい?」と一言。
思わずうなづくと、少しして、父親が林檎の皮をむき、彼女に渡してくれたそうです。
林檎の美味しさと、父親のさりげない思いやりが心にしみ込んで、癒され、再び彼女は生きる勇気を取り戻した、そんなお話でした。
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この父親は、きっと我が子の言葉に表れない心模様、無意識からのメッセージを、なんとなく感じとり、それをまた、言葉に表現せず、優しく寄り添ったのでしょう。
あるいは、父親もまた、無意識レベルで感じとり、無意識レベルで優しいメッセージを送ったのかもしれません。
どちらにせよ、大切なのは、他者の心の波動を受けとめる心のアンテナ、なのだと思います。
もちろん、自殺を選択するような緊迫した状況では、大人として機敏に行動することが求められます。
でも、普段からこの、「こころアンテナ」を張って、いつでも受けとめる準備があることが、子どもや身近の大切な人に、無意識レベルでメッセージを送っていけるでしょう。
「私はいつでも、あなたの味方だよ。安心して、暮らそうね。」という、優しいメッセージを。
あなたも今日からこころアンテナを張って、あなたの周りのみんなが幸せに、健やかに暮らすことを、守っていかれることを、願っています(*^^*)
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いかがでしたか?
今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
さて、いつもこのメールマガジンをお読みくださっている皆さんが、どんな思いを抱かれるのか、それがこのメールマガジンの内容に反映できたら、より良いものになるのではないかと思うようになりました。
そこで、お便りをしたいなぁ、と思ってくださるなら、私のところまでメッセージをくださるとありがたいです。
毎回すべての方に、お返事はできないかもしれませんが、気が向いたら、お便りください(*^^*)
お便りは、こちらまで。
k.hashimoto@jtc-web.jp
お間違えのないよう、また、返信の際、ドメイン設定されている方には届かないと残念ですので、もし良かったら、設定変更を、お願いします(*^^*)
それではまた来週、お会いしましょう。
橋本杏子
お読みいただいてありがとうございます。
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