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日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン　《vol.35》
～アンテナを磨くには～
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
毎週木曜の夕方に、日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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前回、他者の心のメッセージを受け止める、こころアンテナのお話をしました。
あなたの周りにいる、大切な人の繊細な心の機微を感じ取ることで、お互いにその存在を確かめ合い、支え合うことができる…そんなお話でした。
1週間、いかがでしたか？
お便りをくださった方々、どうもありがとうございました( ´ ▽ ` )ﾉ
こころアンテナを張って周りの人たちを支えたり、心理学を学び深め、ご自身も他者も大切にしていこうとされる皆さんのお話をうかがい、これからも、心について、大切に綴っていこうと思いました。
今日は、前回の続きです。
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前回、こころアンテナを張りましょう、とお伝えしました。
私は、まずは「自分はアンテナを張っている」と意識することだけでも、あなたの世界がずいぶん変わってくると思います。
今まで、なんとなく存在していた自分と世界。
こころアンテナを張ると、そこに、自分以外の存在を認めはじめます。
家族 、恋人、友達、同僚、そして、見知らぬ人…
「他者が、ここにいる…」
物理的な意味ではなく、心的に、他者の存在を意識するというのは、この忙しい私たちの生活では、案外やっていないものです。
どうしても、時間や物事に追われ、あたふたと過ごし、周りにいる誰かの存在に、心に、意識が向かない…そんな毎日を送っていませんか？
アンテナを張ることで他者の存在を意識できるようになると、少しずつ、あなたのアンテナが磨かれ、周りの人たちの心のメッセージを、受け止めることができるようになるのです。
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では、他者の心のメッセージはどのように私たちに伝わるのでしょうか？
もちろん、相手がはっきりと言葉で伝えてくれたらこちらもわかりやすいのですが、どうも、人という生き物は、ほんとうに伝えたいことを口に出すのは難しいみたい…。
心のメッセージを受け止めることができる時、私たちの内面で何が起こっているのでしょうか？
先週の、林檎と親子のお話を思い出してみましょう…。
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学校で嫌なことがあった少女は、帰宅すると、父親からそっと林檎を渡されます。
帰ってきた時の、娘のうつむきがちな目線、「ただいま」という小さな声、部屋の片隅にちょこんと座る様子、丸まった背中、弱々しい吐息…そんな娘の様子から、「何か、嫌なことがあったのかな？」と、父親は察したのでしょう。
そして、直接問いただすのではなく、「林檎、食うかい？」と優しく語りかけます。
少女もまた、父親の思いやりを、その声に、眼差しに、林檎を差し出す手の温もりに、感じ取ります。
このように、相手の声の調子、表情、しぐさ、姿勢、自分との距離、目線…それらを、私たちは五感で感じ取ります。
その時の、私たち自身が感じる、なんとも言えない感覚…その感覚を受け止め、相手に心を傾けることができたとき、私たちは、相手の心のメッセージを受け取ることができた、と言えるのです。
大切なのは、相手の心のメッセージに気づいた時、心を相手に傾けることです。
父親がもし、
「なんだ、元気ないな。元気出せー！」
「おや？俺なんか悪いことしたかな？モヤモヤ…」
「元気ない？いや、気のせいだな。」
などと、せっかく相手からのサインに気づいても、そこで自分自身の感情に傾くと、繊細な相手の心のメッセージはかき消されるでしょう。
こころアンテナを磨くためには、自分自身の心の豊かさ、温かさ、ゆとりが大切です。
でも、難しいことではありません。
日々、深めていきましょう(*^^*)
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逆に、職場の上司や先輩、後輩、夫、姑など、関係がうまくいかず、その人の言葉や態度が、逐一気になる人、いませんか？
「ドアをわざとバタン！と閉めた…」
「今、目を合わせなかった…」
「なんで私にだけ？」
など、過度に気になってしまう相手には、アンテナが過敏に反応しているのかもしれません(>_<) そのアンテナは、あなたにとって必要ですか？ その辺りは、また次の機会にお話することにしましょう(*^^*) いかがでしたか？ 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。 それではまた来週、お会いしましょう。 橋本杏子 お読みいただいてありがとうございます。 クリックをお願いできると、たくさんの方の目に触れる機会が増えるので、嬉しいです(*^^*) ↓↓
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