2016.02.04 投稿者:JTC

JTCメールマガジン《vol.56》[バックナンバー] ~交点で~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.56》
~交点で~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
1日延びてしまい、すみませんでした。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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私たちは、さまざまな場面で、さまざまな人、物事と交わり、関わりながら生きています。
心地よい交わり、関わりもあれば、
摩擦、衝突もありますね。
そんな時、私たちはイライラ、モヤモヤ、怒り、罪悪感、悲しみ、劣等感…さまざまな気持ちに苛まれるのではないでしょうか。
できれば日々穏やかに、誰とも衝突しないで心地よく過ごしたいものですね(^-^)
しかしながら、自分と相手は違う人。
全く摩擦なしに生きることは難しいかもしれません。
そんな、他者との摩擦、衝突に遭遇しそうな時のあなた自身を理解してみましょう。
そしてその対処法を、ご紹介いたします。
イメージしてみましょう…。
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あなたは職場の人や家族、友人と話をしています。
あなたの思いに反して相手はあなたに全く違った考え、感情をぶつけてきました。
「私とは違う…」
あなたはそう感じています。ここで何か対処しないと、あなたも巻き込まれてしまいそうです。
でも、はっきり自分の思いを言ってしまうと後で気まずくなりそう…。
そんな時、あなたはどうしますか?
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①後で例え絶交になったとしてもしょうがない、
「私は違う」とはっきり言う
②どうすればいいのかわからない、
何も浮かばないまま結局押し切られて、巻き込まれてしまう
③「あなたはそうなんだね~。そうだね~…う~ん」と曖昧に、どっちつかずの反応で適当に合わせて、その場を紛らせる
解説しましょう(^-^)
①を選んだあなた、
その相手や周囲への影響など、後の関係性に響くかもしれません。
「こんなつもりじゃなかった」と嘆いても、言ったことを取り消すことはできませんよね…。
どうなっても仕方ないという、あなた自身の覚悟が必要になるでしょう。
→対処法Aを深めてみることをお勧めします(*^^*)
②を選んだあなた、
相手に押し切られ巻き込まれてしまった結果、何か嫌なことが起こると、それを相手のせいにしてモヤモヤしていませんか?そうなることを内心、わかっていたのではありませんか?
「押し切られてしまった」のではなく、「押し切られること」を選択したのは、あなた自身であることに気づきましょう。
→対処法Bを深めて、抜け出しましょう(*^^*)
③を選んだあなた、
あなたのふるまいは、曖昧ではっきりしないため、相手や周囲の受け取り方によってはどちらにも受け取れます。
あなたの知らないところで都合よくねじ曲げられて伝わってしまうことかもしれません。
知らないまま、責任を持たされているかもしれないのです。
→対処Aを深めて、上手に意見できるようになりましょう。
対処A「親密」
ありのままの自分をさらけ出し、ありのままの相手をわかろうとするかかわりです。
あくまで相互理解を目的としているので、言いっ放し、言われっ放しをしません。
自分自身に率直でありかつ、相手を受容しようと努力するかかわりです。
伝える勇気と自己理解、他者理解が必要ですが、自分と相手を大切にできる、素敵なかかわりです。
例「正直なところ、私は嫌だと感じています。その理由は、…だからです。あなたはどうですか?」
「今、私はあなたがそう言う理由が何なのかを知りたいです。」
対処B「少しの距離を置く」
相手に巻き込まれてしまいそうな時には、深呼吸して、相手との間に少し距離を置きます。
境界線を引くという表現もあります。
あなたには、自分を通すことに罪悪感や不安などの気持ちがありませんか?
でも、他でもないあなた自身の本心をないことにはできない…そんな葛藤があるのではないでしょうか。
そんなご自身を優しく抱きしめて、まずは一呼吸。
そして、あなた自身があなたを大切にするために、相手との間に距離を置きましょう。
巻き込まれない距離を置いたら、落ち着いてあなた自身の思いを伝えることができるようになるでしょう。
例「明日お返事します。」
「今日はやめておくね。」
「あなたはそうだと思うのですね。私は…と思います。」
他者との交点でのあなたの言動、そしてその結果の責任はあなた自身です。
そのことに気づけばきっと、自ずとあなたが取りたい言動が見えてくるでしょう。
対処A、Bはどちらも難しいかもしれません。
思うようにできるまで、時間がかかるかもしれません。
練習と実践、時々失敗を繰り返しながら、
少しずつ歩きましょう(*^^*)
いかがでしたか?
今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた来週、お会いしましょう。
追伸
もしよかったら、メールマガジンのご感想や、ふとしたことなど、なんでもお気軽にメッセージをお寄せください。
お返事は少し遅れるかもしれませんが、ご了承いただけると助かります(*^^*)
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橋本杏子
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