2016.05.15 投稿者:JTC
JTCメールマガジン《vol.66》 [バックナンバー] ~バランス(その2)~
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.66》
~バランス(その2)~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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[!氏名]様
こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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3月も終わりですね。春到来(^-^)
今日は前回に引き続き、バランスのお話です。
前回は、心理カウンセリングの目標である健常について、現実と欲求のバランスを取ることの大切さをお伝えしました。
ルールや義務、課題をクリアすることばかりに囚われ、本当の心の声を無視しないように、あなたの欲求も上手に満たしていくことで、心のバランスを保ちましょう、そんなお話でした(*^^*)
養成講座の第1回で学び、その後少しずつ深めていく健常への姿勢…さまざまな気づきのお便りをいただきました。ありがとうございます。
今週は、心を深める上で私自身が大切だと感じている「バランス」について、お話しましょう。
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カウンセリング心理学を深める時、まず大切だと言われるのは、「自己理解」です。
カウンセリングは「他者」援助であるのに、まずは「自己」に目を向けることから始めます。
なぜなら、自分自身を理解していない人は、他者を理解することも、難しいからです。
自分自身を深く知っているからこそ、他者のことも深く知ることができるのです。
しかしながら、自己理解を深める時、自分にばかり目が向いてしまうと、独りよがりになってしまうことがあります。
「私がこうだから、この人もきっとそうだ」…そんな風に自分の物差しで他者理解をしてしまったり、何事も自分に当てはめてしまうのはスムーズな人間関係の妨げになります。
自分だけの世界で物事を捉えてしまうと、視野が狭くなり、ひいては他者を理解することから遠のいてしまうでしょう。
やはり、自己理解と他者理解、両方同時に進めていくことが大切です。
あなたにはあなたの人生があり、考え方や感じ方のプロセスがあるように、他者には他者の人生があり、考え方や感じ方があります。
また、他者をありのまま尊重する時、自己のある部分に気づくことも多々あります。
「私はこう考え、感じるんだな」と自己理解しつつ、
「あなたはこう考え、こう感じるのですね。」と他者理解していくこと、そのバランスが「自己、他者理解」を促進するでしょう。
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また、人間にはそれぞれ特徴や傾向がありますね。
優しい人、厳しい人、
冷静な人、情熱的な人、
明るい人、物静かな人…
このような特徴や傾向を理解することが、カウンセリング心理学のひとつのテーマです。
しかし、やはりここにもまた、バランスの理論が存在するわけです。
ある上司は普段はとても厳しいけれど、本当に部下が困っている時は親身になって助けてくれる…
普段は静かなあの人が、まさかあんな大胆なことをするとは…
あの人はいつもにこにこ穏やかだけど、怒るととても怖い…
このようなことを、経験したことはありませんか?
人には、いろいろな側面があります。
光と影、表と裏があるように、
今外側に出ている部分と、内側に秘めている部分は正反対であるとも考えられます。
厳しさと優しさ、冷静と情熱、男性性と女性性、
どちらもその人の一部であり、一部分一部分、すべてがまとまってその人を形作っているのです。
ですから、自己、他者理解を深め、ある一部分に気づいた時、それだけが真実だと捉えるのではなく、「今、見えていない部分もあるかもしれない」と気づいておくことが大切です。
また、自己のある傾向に気づいたなら、 その反対の傾向も存在するのだと捉えて、そこを伸ばしていくことも、人格成長に役立ちます。
何ごとも、バランスよく、深めていきましょう。
かくいう私も、頭ばかり使っているから、身体も動かしたいな…と思っております(*^^*)
心と体のケアも、バランスが大切ですね。
いかがでしたか?(*^^*)
今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた来週、お会いしましょう。
追伸
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橋本杏子
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