2016.07.28 投稿者:JTC

JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.83》 ~淹れてくれたコーヒー~

日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.83》~淹れてくれたコーヒー~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。

日本心理カウンセラー養成学院

講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。

日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。

今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)

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私が23歳の頃、社会人になった年のことです。

職場の同僚に、
「コーヒー淹れてあげるね~( ´ ▽ ` )」
と声をかけられました。

私は当時、コーヒーが苦手だったので、なんと答えて良いかわからず、言いよどんでいると、
「私のコーヒー美味しいんだよ~( ´ ▽ ` )」
と同僚。
私も降参して、おとなしくコーヒーを淹れてもらいました。

少しして差し出されたアイスコーヒー。
好みを聞かれなかったけど、すでにお砂糖もミルクも入っていました。
「コーヒー、あんまり好きじゃないんだけどな…」
そう思いながらひと口飲むと…とても美味しい!程よい濃度、甘さ、ミルクのコクが素晴らしく、とても香ばしく感じられました。

驚いて、「本当に美味しい!」と伝えると、同僚も嬉しそう。

コーヒーメーカーもない小さな事務所で、同僚が淹れてくれたのは、なんの変哲もないインスタントコーヒーでしたが、その美味しさは私をコーヒー好きに変えるほど、衝撃的に美味しかったです。

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その後、私は別の部署に異動しました。
そこでは、一番新入りの私が20人ほどのコーヒーを朝、昼、休憩時間などに淹れていました。

黙って受け取る人、「ありがとう」と言ってくれる人…。いろんな、でもお決まりのやりとりが毎日ありました。

そんな中、コーヒーを差し出すと、毎日必ず声をかけてくれる人がいました。

「今日も愛情、入ってる?」

その言葉が、まだ職場に慣れない私には嬉しくて、私も、
「はい(^-^)たっぷり入ってます!」
と、毎日答えました。

今思えば、その小さなやりとりは、その人のさりげない愛情だったのでしょう。

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今でも、職場で誰かが私にコーヒーを淹れてくれます。

また、私も誰かにコーヒーを淹れます。

誰かが自分のために淹れてくれたコーヒーは、なぜかとても美味しく感じますね。

「あー、美味しい…(*^^*)」

コーヒーの豊かな香りとともに、心も満たされる気がします。

小さなやりとりに込められた誰かの愛情を、一つずつ集めながら生活していると、あなたは、今、ここで、あなたが幸せであることに気づけるでしょう。

そしてあなたからもささやかな愛情を、誰かに、そしてあなた自身におくりつづけましょう(*^^*)

あなたの今日が、明日が、豊かで幸せでありますように。

いかがでしたか?

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

それではまた来週、お会いしましょう。

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