2017.01.19 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.105》~たし算思考~
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン 《vol.105》~たし算思考~
★週一回★
こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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プラス思考、マイナス思考 という言葉があります。
プラス思考とは、 ものごとを肯定的に捉え、前向きに考えることで、ポジティブシンキングとも表現されます。
逆に、マイナス思考とは、 ものごとを否定的に捉え、悪い方向へ考えることで、ネガティブシンキングとも表現されます。
一般にはプラス思考が推奨されていますね。
「何ごとも考え方次第なのだから、悪い方にばかり考えず良い方に考えよう」と言われます。
しかしその一方で、たとえば悲しいこと、腹の立つことがあるのに、「プラス思考にならなければならない」と、本当の自分の気持ちにフタをして、無理に良い方向へと曲げることが、逆にストレスになってしまい、心身の健康を害する時もあります。
ですから、無理にプラス思考にならないでもいい、悲しい時は悲しむ、腹が立つ時は怒る、ありのままが良いという考え方もあります。
あなたはプラス思考ですか? それともマイナス思考ですか? そして、そのことについて、どんな風に考えていますか?
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私は本来、マイナス思考で、いろんなことをあれこれ考えるたちです。
そんな自分に嫌気がさして、 「プラス思考になろう」とか、「良い方向に捉えよう」と、頑張ったこともあります。
でも、実際には悲しい気持ちや不安を感じている自分に気づき、そんな自分を否定してしまうこともありました。
しかし、その一方で、 ありのままの自分の気持ちを大切にしたいという思いがあります。
悲しい時は悲しいのだし、 腹が立つ時は腹が立つ。 それは自然とわき起こる気持ちであり、とても大切な私なのだ、そんな風にも思うのです。
「確かにプラス思考は生きやすい。 しかし無理にプラスに方向付けするのは正直じゃない感じがする。」
そんな葛藤がありました。 そんな折、ある方の言葉で、素敵な気づきがありました。
もしもあなたが、私と同じような葛藤を感じているなら。 このメールが、何かのヒントになれば嬉しいです(^-^)
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先日、研修後の飲み会で、素敵な方と知り合いました。 身体のケアをするご職業の方でした。
話が進むにつれ、私も学んでみたいという興味がわいてきました。 でも、私が学んでも今の仕事に役立つかはわかりません。無駄になるかもしれない…。
「私も学んでみたいけど、それが仕事に生かされるかはわからないし…」 私がそんな思いをもらすと、その方は言いました。
「興味があるならやってみたら? 失敗とか無駄なことはないよ。 人生はたし算だよ。今の自分に足りないものを足していくんだよ(^-^)」
人生はたし算… 今の自分に足りないものを足していく… その言葉に、私はピカッと、明るい雷にうたれたような気がしました。
今まで私は、 「何ごとも前向きに、肯定的に考えられたらマル、私はプラス思考(^ ^) 少しでも悲観的に、否定的になってしまったらバツ、私はマイナス思考(>_<)」
そんな風に捉えていました。 でも、何でも良い方に考えるって、心が弱っている時はなかなか難しい、ハードルが高いなぁ、 やっぱり私はプラス思考にはなれない、そう思っていました。
でも、 人生はたし算だとすれば。 今の自分に、足りないものを足していく。 失敗、不安、ネガティブな自分を否定して、無理にポジティブにならなくて良いのです。 どんな自分でも、受け容れて良いのです。 受け容れたら、その後に、足せばいい。 悲しい時は、優しさを 怒りの時は、安らぎを さみしい時は、温もりを やり方を間違えた時は、今度はベストだと思うやり方を 足せばいいのです。 そう考えると、失敗もそんなに怖くない気がします(*^^*)
「たし算思考」 あぁそうか、これが「プラス思考」なのかと気づきました。 心の空が、すっきりと晴れていきます。 生きていると、さまざまな場面に出会います。すべてのものごとを肯定しなくても良い、ただそれを否定もせず、そこにいる自分に必要なもの、ことを足して、存在してゆけば良いのです。 たし算思考、ぜひお試しください(^-^)
いかがでしたか? 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。 それではまた、来週お会いしましょう。
追伸 メールマガジンをきっかけに、自己成長、変容を目指す当学院の講座受講をご希望される方、またご自身の問題解決のための心理カウンセリングをご希望の方は、メールにて、ご連絡ください。詳細を追ってご連絡いたします。
メール:k.hashimoto@jtc-web.jp
橋本杏子
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