2017.11.02 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.143》~点燈夫の話~橋本杏子より
日本心理カウンセラー養成学院
メールマガジン[バックナンバー]《vol.143》~点燈夫の話~橋本杏子より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
——————————-
日本心理カウンセラー養成学院 講師・心理カウンセラーの橋本杏子です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
・・・・・・・・・・・・・
星の王子さまという物語があります。
ある小さな惑星に、たったひとりで暮らしている王子さまが、宇宙を旅して、最後に地球を訪れる物語です。
児童文学でありながら、その奥には大変豊かで、大切なメッセージが隠されており、大人だからこそ受け取れる…そんな素敵な物語です。
今日はその中の一節をご紹介したいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・
王子さまが旅の途中に訪れた星に、
点燈夫という男がいました。
点燈夫の住んでいる星はとても、とても小さく、
星にあるのは街灯ひとつ。
星にいるのは彼ひとり。
彼の仕事は、星にある街灯を管理すること。
指示に従って、朝、消灯し、夜、点灯する。
ただ、それだけを、さぼらず、忠実に守っています。
昔は、空き時間もたっぷりあったこの仕事も、今はとても忙しいのです。
なぜなら、星の廻りがどんどん早くなり、
今ではなんと一日が1分で終わってしまうので、点燈夫は1分間に点灯と消灯をして、それをずっと繰り返さなければならないのです。
王子さまは、
「休みたいなら、歩いて、ずっと日なたにいれば、点灯の仕事をせずにすむ」と教えてあげますが、
彼は、やはり忠実に仕事を続けるのです。
王子さまは、旅に戻ったあと、「彼と友だちになりたかった」と思い返します。
彼の仕事はとても小さく、滑稽に見えるかも知れないけれど、とても美しい。自分のためではなく、誰かのためにしているから、とても素敵な仕事だ、と思いました。
・・・・・・・・・・・・・・
私たちは毎日毎日、一生懸命暮らしています。
大人が生きるためには、働いたり、
子を養ったり、親を介護したり、
地域の役割を担当したりしなければなりません。
それはとても地道で、気が遠くなることのように思える時もあるでしょう。
でも、それはとても美しく、素敵な、
「生きる」ということなのだと思います。
もし今、あなたが、
自分をちっぽけに思っていても
先が見えず途方にくれていても
漠然とした不安や焦りを感じていても
あなたが行なっていることには、
必ず価値があります。
あなたがいること自体に、
素敵な意味があります。
星の王子さまのように、
あなたがあなたの友人として、
今、ここのあなたを素敵な存在だと認めてみましょう。
きっとあなたの心に、温かいあかりが灯ることでしょう。
いかがでしたか?
私は星の王子さまが大好きで、時々読み返しますが、読むたびに違う箇所で、新たなメッセージを受け取れます。
今日は旅先で思い出し、綴りましたので、
また家に帰って読み直したいと思います。
あなたもぜひ(^-^)
・・・・・・・・・・・・・
今日も、お読みくださりありがとうございました(o^^o)
明日も良い日になりますように。
追伸
メールマガジンをきっかけに、自己成長、変容を目指す当学院の講座受講をご希望される方、またご自身の問題解決のための心理カウンセリングをご希望の方は、メールにて、ご連絡ください。詳細を追ってご連絡いたします。
メール:k.hashimoto@jtc-web.jp
橋本杏子
*****
クリックをお願いできると、たくさんの方の目に触れる機会が増えるので、嬉しいです(*^^*)
↓↓
にほんブログ村