2018.04.05 投稿者:JTC-礒田修幸
JTCメールマガジン[バックナンバー]《vol.164》~娘の摂食障害 ②~ 小沢美恵より
日本心理カウンセラー養成学院 メールマガジン
《vol.164》~娘の摂食障害 ②~ 小沢美恵より
★週一回★ こころがうるおう心理学・マメ知識
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こんばんは。
日本心理カウンセラー養成学院
講師・心理カウンセラーの小沢美恵です。
日常にスグ役立ち、そしてこころがうるおう心理学・マメ知識をお届けしています。
今日も、最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
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愛する人が拒食症になりどんどん痩せていく。
痩せていくにもかかわらず、頑なに食べない。
あなたなら、どんな気持ちになるでしょうか?
私には、まずは恐怖しかありませんでした。
どうなってしまうのだろう…という恐怖。
摂食障害が、拒食症がどんなものかわかりませんでしたから、私はとにかく情報を得たいと思いました。
情報を得てどういうものなのか知ることで、安心したいと思ってもいました。
インターネットで検索するのですが、怯えている私には、その恐怖を煽るような情報ばかりが目に飛び込んできました。
怖い言葉、絶望的な情報…
恐怖に突き動かされて、私は必死で食べさせようとしました。
食べなさい!!
お腹が空いているはずでしょ。
食卓ではバトルでした(汗)
必死に食べさせようとすればするほど、娘は反抗し、大泣きし、時には靴も履かずに家を飛び出していきました。
私もその度に、心配で心配で娘を探しまわりました。
部屋に閉じこもることもありました。
娘がみえないと不安になり、ドアを壊そうか…と真剣に考えたこともあります(>_<)
私が必死に食べさせようとすると、娘は12歳の痩せ細った子供とは思えない、渾身の力で反抗するのですが、その反面、娘本人も自分自身に不安を感じていたようです
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ある日、少し落ち着いていた娘に、痩せ細った背中を鏡に映してみせました。
私は娘が目を覚ましてくれることを期待していました。
娘は自分の姿を見て、びっくりしていました。
ある晩は、あまりにも痩せて体温の低い娘が寒いというので一緒に寝たりもしました。
そこまでになっても…、自分では分かってはいても、娘は食べようとしませんでした。
それは、まるで娘が自分の命をかけて、私を罰しているように感じました。
ママ、苦しんでちょうだい。
ママがどんなに心配しようと、苦しもうと、私は食べない!!…と。
何故、私は自分の娘にこんな思いをさせられなければならないのだろう。
何が不満なの?
何がいけなかったの?
なんの不自由もさせていないのに…
我儘にも程がある!!
私は私で、こんな理不尽な仕打ちをする娘に対して、怒りもあったと思います。
当時は本当に修羅場でした。
私はボロボロになりました(>_<)
娘をどうにかしよう、救おうと頑張れば頑張るほど、反抗する娘。
ママを苦しめたいんじゃない。
こんな私をちゃんと見てちょうだい。
こんな私をありのまま受け止めてちょうだい。
「 だって、私はいい子を辞めたのだから… 」
と、娘が伝えていたメッセージを理解できるようになるまでには、しばらく時間がかかりました。
親子が本当に分かり合えるのは、なかなか難しいのですね…
娘の思い、母の思い。
こんなに激しくないとしても(^_^;)、沢山の親子が感じる歯がゆさだと思います。
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いかがでしたか? 今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた、来週お会いしましょう。
追伸
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